血圧が下がりすぎた時の対処法

Tue, 30 Jul 2024 01:24:38 +0000
更新日:2020/11/11 長谷部 直幸 | 旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野 教授 監修 倉林 正彦1、筒井 裕之2 | 1:群馬大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授、2:九州大学大学院医学研究院循環器内科学 教授 総合内科専門医(循環器・腎・呼吸器・神経内科)の長谷部 直幸と申します。 このページに来ていただいた方は、ご自身が低血圧であるということで、「何か よくない原因があるのかもしれない」と不安を感じておられるのかもしれません。 過去に一度でも低血圧を心配された方は、ぜひこのページをご覧いただきたいと 思います。 低血圧について「よく質問を受けること」「知っておいてほしいこと」をまとめました。 まとめ もともと「低血圧はうらやましい体質」で、過剰に不安になる必要はありません。 血圧が低いだけでは病気ではなく、同時になんらかの困った症状があるときが問題です。 低血圧には、原因のないものと、ほかの病気などによって起こるものがあります。 低血圧の症状には、めまい、立ちくらみ、頭が重く感じる、倦怠感などがあります。 寝ている、あるいは座っている状態から急に立ち上がったときに一時的に血圧が低下する、 起立性低血圧というものもあります。 低血圧とはどんな状態なの? 低血圧とは文字どおり血圧が低い状態を指しますが、 はっきりした基準はありません 。 一般的には 収縮期血圧 (俗にいう「上の血圧」) が100 mmHgを下回る状態 で なんらかの困った症状がある場合 を指し、拡張期血圧(「下の血圧」)は通常問題に しません。 体位によって 一時的に血圧が低下するものとして起立性低血圧 があり、寝ている、 あるいは座っている状態から急に立ち上がったときに起こります。 血圧が低いのは病気ですか? 血圧の数値が低い、というだけでは病気ではありません。 多くは 「血圧が低めの体質である」 というだけで、数値をみて病気だと悩んだり不安に なる必要はありません。 血圧が低いことはむしろうらやましい体質なのです。あくまでも 同時になんらかの 困った症状がある場合が問題 となります。 高血圧と低血圧ではどちらが悪い? 高血圧講座. 高血圧 のほうが圧倒的に問題です。血圧が高いとそのまま心臓や血管の負担になり、 脳や心臓や腎臓の障害をもたらします。 低い血圧では、 心臓や血管の負担は少なく、長持ちする可能性が高い です。 そのため、基本的にはよい体質といえます。 低血圧にはどんな原因があるの?
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血圧が下がったら薬は服用しなくてもよいのでしょうか? A. 血圧が下がったからといって薬をやめてはいけません。 高血圧の原因は、まだよくわかっておらず、薬で原因を取り除くことはできません。 薬の効果で血圧が下がっているだけで、薬をやめれば血圧は元の高い状態に戻ってしまいます。 また、薬を服用したりしなかったりすると、血圧の変動が大きくなり、むしろ動脈硬化を早めたりしますので、継続して服用することが大切です。 ただし血圧の下がる程度によっては、薬の量や種類を少なくすることもできますので、日頃から家庭の血圧計などでご自分の血圧を知り、医師にご相談下さい。 Q. 血圧が下がりすぎた時でも続けて薬を服用してもよいのでしょうか? A. 立ちくらみ(急に立ち上がった時にフラフラする)などの低血圧の自覚症状がなければ、家庭での自己測定で、少しぐらい血圧が低くても薬の服用を続けて下さい。 もし、「上の血圧(収縮期血圧)」が90~100㎜Hg 以下になることや立ちくらみなどが続くようなら医師または薬剤師にご連絡下さい。 Q. 血圧の薬を服用していて副作用は大丈夫なのでしょうか? A. どんな薬でも、副作用のない薬はありません。 しかし、幸いなことに最近の高血圧の薬では、重大な副作用はきわめて少なくなっていますので、下記の正しく服用するための注意点を守っていれば心配ありません。 正しく服用するための注意点 薬を間違って多く服用したり、服用時間を間違うと予想以上の効果があらわれて血圧が下がりすぎることがあります。 他の病院からもらっている薬があれば必ず医師に知らせてください。 薬のなかには高血圧の薬と、のみ合わせの悪いものもあります。 何かいつもと違う不快な症状があれば、遠慮なく医師か薬剤師に連絡してください。 過去に副作用を経験した薬があれば、あらかじめ医師に知らせてください。 Q. 高血圧の薬を服用し始めてから、何かからだの調子が悪くなったようですが、これは副作用なのでしょうか? 血圧が下がりすぎた時の対処法. A. 高血圧の薬を服用し始めてから、しばらくの間(だいたい1ヵ月位)は、からだがだるいとか元気がないといった症状がでることがあります。 しかし、たいていの場合これは副作用ではありません。 最近の高血圧の薬は、効果が割合に早くあらわれて、早く血圧が下がります。 この血圧の変化にからだが馴れるまでの期間、からだの調子が悪いと感じるのです。 ただし、なかには副作用として本当に元気がなくなることもあります。 また、急速に血圧が下がり過ぎた場合も、からだの調子が悪くなることがあります。 いずれにしても、早めに医師にご相談ください。 もし、「上の血圧(収縮期血圧)」が90~100㎜Hg 以下になることや立ちくらみなどが続くようなら医師または薬剤師にご連絡下さい。

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基本的に、高血圧そのものに自覚症状が現れることは多くありません。体温が上がったり感情が高ぶったりすると「血圧が上がった」と思う人がいるかもしれませが、実は、血圧は自分で感じ取ることができるものではありません。 しかし、急に血圧が上がると、めまい、肩こり、頭痛や動悸といった症状を感じることがあります。理由もなくいきなり胸の痛みや頭痛、息切れといった症状がある場合は、産後高血圧によって動脈硬化などが進行している可能性も考えられます。 ただし、このような症状は高血圧特有ではないため、高血圧が原因かどうかを判断することは困難です。妊娠中から高血圧だったママや近親者に高血圧の人がいるママは、日頃から血圧を測ったり、こまめに病院を受診したりと、気をつけるようにしましょう。 産後高血圧の治療法は? 重度の産後高血圧症になると、降圧薬で血圧を下げる治療を行います(※1)。 このとき、授乳中であることを告げれば授乳に影響がないとされている降圧薬を処方してもらえますが、不安な場合は医師にきちんと相談しましょう。 軽度の場合は薬を使用せず、食事療法と運動療法で経過を見ることが多いようです。他の病気が見つかったときには、発見した病気の治療が必要になります。 産後高血圧の対処法は? 出産後は赤ちゃんのお世話もあって、あれこれやらなきゃと思いがちですが、産後高血圧になったときはできるだけ安静にすることが大切です。ここでは、自宅でできる対処法を紹介しますので、できる範囲で実践してみてくださいね。 塩分を控える 塩分の取りすぎは高血圧を引き起こすとされています。塩分の多い加工食品を控えたり、味付けを濃くしすぎないように気をつけたりしてみましょう。 また、カリウムには塩分を排出させる作用があります。カリウムは、海藻類やいも類、野菜に多く含まれているので、食事の際に取り入れてみてくださいね(※4)。 ただし、塩分は体にとって必要不可欠なものなので、過度に制限しないように気をつけましょう。 睡眠、休息をとる ストレスや疲労も、高血圧の原因となると考えられます。産後のママの体はまだ万全ではないので、育児と家事の合間にはこまめに横になるようにして、パパや両親の助けをかりながら無理せず生活しましょう。 適度な運動をする 適度な運動をすると、血液が流れやすくなって血圧が下がりやすくなります(※3)。赤ちゃんと一緒に近所を散歩する、スーパーまで買い物に出かけるなど、無理せず日常生活の中で身体を動かすようにするといいですね。 ただし、産後1ヶ月は体を回復させる期間なので、激しい運動は控えましょう。 産後高血圧はストレスや疲労に注意!

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0g未満・女性7. 0g未満 を推奨しています。調味料として使用する塩や味噌、しょうゆだけでなく加工食品やインスタント食品にも塩分は含まれているため、意識的に取り組まないと 1日10g未満 を達成することは容易ではありません。 他の病気の見られない 低血圧の場合はこの目標をやや緩くし、+2~3g(目安:醤油大さじ1杯=2. 5~2.

メディケア通信 血糖値が下がりすぎるのも危険!

勝手な判断は危険 高血圧の薬の飲み方・止め方 血圧が高いと動脈硬化を起こして、その結果、脳梗塞や心筋梗塞の原因になったりします。 血圧を下げるには生活習慣の改善が必要です。 肥満、お酒の飲み過ぎ、塩分の摂り過ぎ、ストレスのかかる生活などは改善しなければなりません。 それでも血圧のコントロールがうまくいかない時には、薬を使って血圧を下げます。 ただし、薬を飲み出してからも、生活習慣の改善には努めてください。 血圧の薬は主に血管を拡げて、血圧を下げます。 血圧はただ下げれば良いということではなく、安定させる必要があります。 従って、血圧が高い時だけ薬を飲めば良いというわけではありません。 そうした飲み方では、むしろ血圧の変動が大きくなり、かえって心臓の負担になってしまいます。 また血圧の薬を飲んで血圧が下がったからといって、薬は止めてはいけません。 薬によって血圧が下がっているだけで、薬を止めればまた高い状態に戻ってしまいます。 降圧剤の副作用には血圧の下がり過ぎによるめまいや立ちくらみ等があります。 こういった症状が出た場合にはすぐに知らせてください。 薬は自分の判断で止めずに、医師の指示に従ってください。 不明な点があれば医師か薬剤師に相談してください。 (薬剤部 大地和樹)