グレード3の妊娠率 | 越田クリニック 大阪の不妊症・不妊治療専門クリニック
1. 年齢別の妊娠率 | 赤ちゃんが欲しいあなたへ. 体外受精での妊娠確率は受精卵のグレードが重要です 医師は様々な観点から受精卵の質の良し悪しを判断し、グレードというランク分けをします。 グレードのよい受精卵の方が妊娠の確率が高いとされ、グレードの高いものを優先的に体内に戻します。 2. 体外受精では妊娠確率を上げるため受精卵のグレード確認が大切です 受精後の成熟度合によって初期胚と胚盤胞という名前分けがされます。 初期胚や胚盤胞は妊娠の可能性の有無を受精卵の状態から読み取り、グレードというランク分けを行います。 体外受精では妊娠確率の高いグレードのよい受精卵を優先的に体内に戻します。 3. 初期胚はグレードが小さいほど妊娠確率が高いとされています 初期胚は、分割の均等・不均等のキレイさと細胞が壊れている部分がどの程度あるかによって1~5にグレード分けを行います。 グレードが低く、フラグメンテーションが少ないものほど妊娠確率が高いと判断されます。 4. 胚盤胞は数値が大きくAAに近いほど妊娠確率が高いとされています 胚盤胞は成長のスピードと、内細胞塊の大きさと鮮明さ、栄養膜の均等さと数によってグレードが分かれます。 組み合わせによって妊娠確率が異なるため、医師から言われた数値についてよく分からないという場合は質問して聞いてみましょう。 監修医情報 六本木レディースクリニック 小松保則医師 こまつ やすのり/Yasunori komatsu 詳しくはこちら 経歴 帝京大学医学部付属溝口病院勤務 母子愛育会総合母子保健センター愛育病院 国立成育医療研究センター不妊診療科 六本木レディースクリニック勤務 資格・所属学会 日本産科婦人科学会 専門医 日本産科婦人科学会 日本生殖医学会 日本産婦人科内視鏡学会 運営者情報 運営クリニック 住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル3F お問い合わせ 0120-853-999 院長 小松保則医師
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凍結胚移植 妊娠決める胚のグレードと黄体管理(1) 2018/01/20 Q: 妻38歳、夫42歳、不妊治療歴4年です。これまで何度も体外受精や顕微授精を行い、凍結胚移植も10回以上施行してきましたが、妊娠に至りませんでした。主治医には、今後も同じ治療を繰り返すしかないと言われましたが、胚の状況によって妊娠率は変化するものでしょうか? A: 体内に戻す胚は、初期胚(4〜8分割)か胚盤胞ですが、いずれにしても胚の状態によって妊娠率は変わります。良好な卵子と良好な精子がそろえば80%は良好な胚になります。残りの20%が良好にならない原因は不明です。良好な卵子と運動能力の低下などがある不良な精子の場合は顕微授精を行うことが多いですが、胚が良好になることは少ないです。不良な卵子と良好な精子の場合は、受精率自体が低く状態の良さも望めません。 初期胚の場合、不良率をパーセンテージで表し、数値が低いほど良好です。胚盤胞は1〜5でグレード化し、数値が低いほど良好になります。不良率が0%の初期胚、グレード1の胚盤胞を移植する場合、妊娠率は80%になります。20%またはグレード3なら妊娠率は10%程度、30%以上またはグレード4〜5では妊娠はほぼ難しいでしょう。この基準は胚培養士が決定し、医師に伝えます。移植については、医師と患者さんが相談して決めていきます。 そもそも、体外受精や胚移植など本来とは異なる環境で受精する卵子や精子は、非常に丈夫で良好なのです。 - 不妊治療Q&A 凍結胚移植, 黄体管理