歴史 小説 と 時代 小説

Tue, 30 Jul 2024 21:37:44 +0000

写真拡大 歴史 小説と時代小説ってどう違うんだろうか?アマゾンの分類では歴史・時代小説となっているし、ネット上でもこれが正解という回答が見られない。 そこでこっそりと、フリーの文芸編集者・小手平走歌さんに話を伺ってみました。 「10年前くらいは明確に分かれていたんですよ。時代小説、歴史小説、大河小説と本の帯に必ずといっていいほど明記されていました」 ちなみに大河小説とは何代にも渡って、徳川家康、秀忠、家光と何代に渡って描かれる小説のことだそう。最近ではほとんど使われないジャンルだといいます。 「簡単に言うと、時代劇が時代小説です。今では変わってきていますが当初は 大河ドラマ も大河小説とイコールでした」 そうすると東山の金さんとか 銭形平次 とか鬼平犯科帳等が時代小説なんですね。つまり架空の人物を描いたものが時代小説なんでしょうか? 「いいえ、東山の金さんや鬼平犯科帳の主人公は実在しています。史実に基づいているものが歴史小説で、架空の人物を創出して史実に基づかないのが時代小説ですが、時代小説でも実在の人物が出てくる場合もあります」 なんだかとっても曖昧ですが、たとえば時代小説で代表的な作家さんといえば、山本周五郎や藤沢周平、歴史小説では、 司馬遼太郎 が代表的です。数十年前にはどちらも区分けがはっきりしていましたが、編集さんでも現在でははっきりとした線引きができないよう。では分ける基準は何でしょうか? 歴史小説と時代小説の違いは何か。 | レファレンス協同データベース. 「歴史小説といえば歴史的事実人物を、時代小説といえば架空の人物を描くのが基本ですが、歴史小説でも全員100%実在の人物で描かれているわけではないので、そういう意味ではフィクションの割合がどれくらいか分かれ目だとも言えます」 フィクションが多ければ、時代小説というわけですね。では歴史小説と時代小説では読み手が多いのはどちらなのでしょう? 「売れ行きでいえば、文庫描き下ろしの時代小説が売れています。それと一緒に歴史小説もジワリジワリと売れてきている。読者は時代小説か歴史小説かなんて意識していないでしょう。編集側では帯にどちらかを書かなくても表紙を見ればなんとなくわかるように作っているので、読者も表紙を見て雰囲気で選んでいると思います」 表紙で判断ということですが、これも素人には難しいですね。現在はどちらも明確にわけられないということですが、当初はなぜ分けていたのでしょうか?

歴史小説と時代小説の違いは何か。 | レファレンス協同データベース

殺戮ジパング ~元寇・九州本土防衛戦~ ユーラシア大陸の覇王、クビライハーンは黄金の国ジパングを狙う。 征服した高麗を尖兵として日本に向かう未曾有の大艦隊。 精強無比、大陸を席巻した蒙古の兵団。そして抑圧され鬱屈しまくった高麗兵。 迎え撃つは、騒乱の中で武を磨き続け、殺しの技を極めつくした鎌倉武士団。 重装騎馬弓兵の突撃が蒙古・高麗軍を蹂躙する。殺戮する。殺しまくる。 なぜ、クビライは日本を狙ったのか?

【2021年最新版】女性向け時代小説の人気おすすめランキング20選【歴史小説との違いも!】|セレクト - Gooランキング

さまざまな書店でフェアが開催され、「歴史時代小説」分野に特化した賞へリニューアルをした オール讀物新人賞 もなど、いま大注目の歴史時代小説。 GWの読書におすすめの小説や作家座談会など、歴史時代小説に関連した記事をまとめました! ★歴史小説はこんなに面白い! 前編 天野純希×今村翔吾×川越宗一×木下昌輝×澤田瞳子×武川佑×谷津矢車 特別座談会! いま最も注目を集める7人の気鋭作家たちが大集結。知的好奇心を満たす話題満載の大座談会前編は、歴史小説の魅力を伝えるべく、「初心者にお勧めの短篇」「ビジネスに役立つ歴史小説」「自身が偏愛してきた作品」などを縦横無尽に語り合います!(2020. 12. 25 公開) くわしくはこちら>> ★歴史小説はこんなに面白い! 後編 いま最も注目を集める7人の気鋭作家たちが大集結。大座談会の後編では現在の歴史小説をとりまく環境や、今後の執筆を予定している人物たちについて語り合いました! 令和の時代に求められる新しい歴史小説の形とは――(2020. 28 公開) ★時代小説、これが2020年の収穫だ! 当代きっての目利きが選んだ、絶対読むべき令和二年のベスト10 Part1 縄田一男・選(2020. 23 公開) は こちら>> Part2 末國善己・選(2020. 24 公開) は こちら>> Part3 大矢博子・選(2020. 【2021年最新版】女性向け時代小説の人気おすすめランキング20選【歴史小説との違いも!】|セレクト - gooランキング. 25 公開) は こちら>> ★目利き書店員が太鼓判! 2020年末年始に読むべき時代小説 今年で10回目を迎えた「本屋が選ぶ時代小説大賞」。目利き書店員の皆さんが本気で「いちばん売りたい」一冊を選んでいただく選考会は、10月29日に文藝春秋で行われ、今年も大変白熱しました。その模様をレポート!(2020. 22 公開) くわしくはこちら>>

今年で100回目となったオール読物新人賞(文芸春秋社主催)が、来年発表の101回目からリニューアルされることになった。ジャンル不問で短編を公募していたが、歴史・時代小説に特化する。 もともとは、1952年、短編のエンターテインメント小説を対象として始まった。藤沢周平さん、佐々木譲さん、桜木紫乃さんら、そうそうたる作家がデビューした。62年からは推理小説を対象にしたオール読物推理小説新人賞が始まり、逢坂剛さん、宮部みゆきさん、石田衣良さんらがデビューを果たしている。 両賞は長く別個の賞となっていたが、2008年、オール読物新人賞に一本化された。今回のリニューアルはそれ以来となる。 新名称は「オール読物歴史時代小説新人賞」。広く歴史・時代小説の短編を募集する。作品の舞台は国内・国外を問わず、架空の設定もあり。選考委員は安部龍太郎さん、門井慶喜さんのほか、新たに畠中恵さんが加わった。 オール読物の川田未穂編集長は、「『オール読物』はもともと、歴史・時代小説と親和性の高い文芸誌。次の世代を担う書き手、読者を驚かせてくれるような作品を期待しています」と話す。 応募は来年2月1日~6月20日。ウェブサイトから受け付ける。(興野優平)=朝日新聞2020年10月31日掲載