回復師

Tue, 30 Jul 2024 15:03:45 +0000

「……ええと、ノア様、と……エイル様? 何やってるんですか?」 エイル様が、ロープで縛られ、ブラブラ吊るされている。 ノア様が、口をへの字に曲げて仏頂面。 ノア様の手には鞭が握られている。 (なんだ、この状況……?) 「酷いわよねー、ノアったら」 「あんたねぇ! ふざけないでよ! マコト! 私たち、こいつに 騙 ( ・) さ ( ・) れ ( ・) た ( ・) のよ!」 (騙された?) ノア様が怒鳴り、鞭をエイル様にぺしっと、当てた。 あんまり、痛そうではない。 「痛いー☆ ノア、暴力反対ー」 「うっさい! ねぇ、マコト。こいつの言ってた『水の国が亡びる』って真っ赤な嘘だったのよ!」 「あー……」 そのことか。 「あーって……、マコト? 驚かないの?」 ノア様が、きょとんとした顔を向けてくる。 俺は、エイル様を見つめ、告げる。 「本当に滅びるのは……、 木の国 ( スプリングローグ) ですか? エイル様」 俺がそう言うと、それまでのふざけた顔から、エイル様の顔がニヤリと、悪い顔になる。 「へぇ……、いつ気付いたの? 常闇(とこやみ)の女神 ー目指せ、俺の大神殿!ー わが権能が、あまねく世界を覆う!(山口遊子) - 第3話 三人団、再始動3 | 小説投稿サイトノベルアップ+. マコくん」 「あの、決め顔のところ恐縮なんですが、その恰好だとギャグです」 「あら?」 現在、エイル様の身体は荒縄に縛られている。 本来、ゆったりとしたドレスっぽいワンピースが、縄に縛られ食い込んでいる。 ドレスに隠されていたエイル様の身体の凹凸がはっきり認識できる。 形の良い胸と、くびれた腰、安産型な体型があらわになっている。 その抜群のプロポーションには、一点の非の打ち所がない。 (さすが、水の女神様) 眼福だなぁ。 「マーコートー?」 ゴゴゴゴッ、とノア様の顔が迫っていた。 「ひ、ひゃい、何も見てません! ノア様!」 「見てたじゃない!」 まあ、目の前にありますからねー。 「エイル! あんたもそろそろ降りなさいよ!」 「ノアが縛ったんじゃない」 と言いながら、エイル様がするすると縄から抜ける。 「で、マコくん。私の話を信じてなかったの?」 「うーん、信じてないというか……現状だと、危ないのは 水の国 ( ローゼス) じゃなくて、木の国ですよね?」 魔王の墓は、木の国に存在する。 現在、魔族たちが集結しているのも木の国。 そして何より。 (氷雪の勇者レオナード王子と水の巫女ソフィア王女が、水の国の危機を知らない) そんなことあり得るか?

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女神に騙された俺の異世界ハーレム生活 なろう

ここは懲役4年でどうすか』『裁判長! おもいっきり悩んでもいいすか』などの「裁判長!」シリーズ(文春文庫)、『ブラ男の気持ちがわかるかい?』(文春文庫)、『怪しいお仕事!』(新潮文庫)、『もいちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ』(小学館)など。最新刊は『町中華探検隊がゆく!』(共著・交通新聞社)。公式ブログ「全力でスローボールを投げる」。 ---------- (ノンフィクション作家 北尾 トロ)

女神に騙された俺の異世界ハーレム生活4

!いくら おまえたち傭兵に金を払ったと思ってるんだ、」 「そんな言うほど払ってねぇじゃないか」 「そうだ、そうだ」 「それにな、俺たちは 傭兵であって 別にあんたに対して 忠義立てする義理も必要もないんだよ」 「終わりだ、終わってしまった。何もかも…五年だぞ、五年もかけて準備をしてきたっていうのに」とブツブツと何かを呟いている代官(騙?) 「その話、あとでゆっくり話して貰うとしましょうか?」と、代官(騙?

女神に騙された俺の異世界ハーレム生活

常闇(とこやみ)の女神 ー目指せ、俺の大神殿!ー わが権能が、あまねく世界を覆う! 読了目安時間:5分 「話が違う! !」 思わず叫んだオレはがくりと膝をついた。頭を抱えて呻く姿に、周囲はドン引きだ。 「確かに! 確かに『魔法』は使える。でもオレが望んだのと全っ然! 違うじゃないか! !」 全力で世界を否定する異世界人に、誰も口を挟めなかった。 異世界転移―――魔法が使え、皇帝や貴族、魔物、獣人もいる中世ヨーロッパ風の世界。簡易説明とカミサマ曰くのチート能力『魔法』『転生先基準の美形』を授かったオレの新たな人生が始まる! と思ったが、違う! 説明と違う!!! オレが知ってるファンタジーな世界じゃない!? 放り込まれた戦場を絶叫しながら駆け抜けること数十回。 あれ? この話は詐欺じゃないのか? 絶対にオレ、騙されたよな?

では警備、サボらないようによろしくお願いします!」 この美しい少女もまた恐るべき化け物であるということを、兵たちは遅ればせながら恐怖とともに実感した。 ◇ ◇ ◇