ガソリン水抜き剤は今の車にも必要なのかを検証してみた結果 - Mho Engineering

Wed, 31 Jul 2024 02:02:11 +0000

2019/11/6 2019/11/6 ボディ 自動車整備士になる前、ぼくはガソリンスタンドで働いていました。ガソリンスタンドではガソリン以外から収入を得るために、油外商品の販売推進を必死にやっています。 その中で最初?? ?だった商品が、 「水抜き剤」 というものでした。水抜き剤って何?1本100円ちょっとで売れて、とてもお手軽。さらには結構な確率で皆さん買ってくれる。 この水抜き剤というもの、その効果はどうなのか?今の車にも入れる必要があるのか?その辺を詳しく検証していきます。 水抜き剤というものは何? ガソリンタンクの水抜き(水抜き剤)は必要か|車検や修理の情報満載グーネットピット. 水抜き剤というものは、そもそもなんなのか?これはそのまんまです。燃料タンクに注入して、燃料タンク内に溜まった水分を燃料と混ぜて、エンジンで燃やしてしまうものです。一般的に水抜き剤って主な成分がイソプロピルアルコールです。水とガソリンを混ぜ合わせてくれるものとイメージすると簡単です。 でも密閉されているガソリンタンクになんで水が溜まるのか?素朴な疑問ですよね。これは冬に車のガラスが曇るのを思い出してもらえるとわかりやすいです。内外の温度差が発生すると、結露が発生します。冬など家の窓ガラスも結露ができますよね? あれと同じことが燃料タンク内でも起こっています。なので、一定期間置いておくと確かに燃料タンクの中に水分が溜まっていくわけです。 これら溜まった水分を水抜き剤でガソリンと混ぜて、一緒に除去しようというのが水抜き剤の目的です。 昔のタンクは金属製・今のタンクは樹脂製 昔使われていたガソリンタンクは金属製でした。金属製だとやはり使っていくと錆びてくるんです。外側が錆びてきているものは、車検時にシャーシブラックなどを塗装して錆をある程度防ぐことができます。 しかし、燃料タンクの中から錆びてくるのは困ります。実際に燃料タンクが錆びてしまうと、その錆が燃料ポンプを詰まらせてエンジンがかからなくなるなどのトラブルが発生します。 燃料タンクの中が錆びてしまうと、燃料ラインを詰まらせる原因になる。このことから水抜き剤の重要性が言われてきました。 ただ、今の車は金属製のガソリンタンクでない樹脂製のものを採用しているメーカーもあります。従来通り金属製の燃料タンクを使い続けてる車種もあります。樹脂製のタンクは錆びることはないので、金属製のタンクよりは神経質になることはありません。 今の車に水抜き剤は必要か?

ガソリンタンクの水抜き(水抜き剤)は必要か|車検や修理の情報満載グーネットピット

)。ガソリンに水を入れると分離していますが、水抜き剤を入れてかき混ぜると境界が分からなくなってしまいます。こうすることでタンクに混入した水をエンジンに送って燃やしてしまうのが水抜き剤の役目であり、水が入っていた場合は効果が期待できる製品といえます。 ただし、単なる水抜き機能でアルコール主体となれば価格は安いハズです。選ぶなら、カーショップで一番安い製品で良いのではないかと思います。でも、クリーンアップやパワーアップ効果にプラスして水抜き効果を謳う製品もあります。サイフに余裕がある人は、こちらを試してみるのも良いかも知れません。

ガソリン水抜き剤は今の車にも必要なのかを検証してみた結果 - Mho Engineering

文章 : 高山則政(All About Japan「カーメンテナンス」旧ガイド) 誰でもガソリンスタンドで給油する時に、「水抜き剤」の注入を勧められた経験があるのではないでしょうか?「ガソリンタンクに水が溜まっていますよ!」と言われたりしますが、本当のところはどうなのか大いに気になるところです。また、そのケミカルの効用というのも気になるところです。 タンクの温度差で水が溜まる? 燃料系に添加するケミカルとしてメジャーな製品に、燃料タンクの水抜き剤というものがあります。給油時に店員さんに勧められて、何だか分からないけどとりあえず入れてみようか、スタンドでは燃料以外買わない、など反応は様々だと思います。また、カーショップのケミカルコーナーに必ず並んでいる製品なので、使ってみたことのある人も多いと思います。 燃料タンクに水が溜まる可能性というのは、確かにあります。要因の1つとしては、日常生活で良く経験する結露が挙げられます。タンク内が常に燃料で満たされていれば大丈夫ですが、ある程度燃料を消費すればその分、空間ができてしまいます。その空間に湿気が含まれていると、外気温の低下などでタンク内の空気が冷やされた場合に、飽和して余った蒸気分が水滴となってタンクの壁面に付くようになると考えられます。また、粗悪な燃料もしくは設備からも水が混入する可能性があるようです。 タンクに水分が溜まると、金属製タンクでは(最近は樹脂製も出てきました)には、サビの発生が問題になることがあります。特にバイクの場合は顕著なので、長期保管する時は満タンにするなど管理に気を使うそうです。ただし、クルマの場合バイクほど外気にタンクがさらされていないのと、ガソリンの蒸気を大気に放出しないような処置がされているためか、極端に水が発生することはなさそうです。 水が溜まるとどうなるか?

そもそも、そんな不具合(故障)が起きるの? ココですよね、みなさんが気になるところは。 答えからいうと、最近の車はそんな不具合(エンジンがかからないとかタンクに穴が開くような症状)なんて起きないです。 昭和~平成の初期の時代の車であれば、そういった不具合が地域(寒暖差の激しい地域や湿気が多い地域)で起きたかもしれないですけど… なので、水抜き剤の効果(勧める理由)として一番は、タンク内の錆び予防やと思います。 しかし、 最近の車のガソリンタンクは樹脂製が多いので、ます錆びない です。 もちろん、金属製のタンクもありますが 「防錆コーティング」 などが施されているので、少し水が溜まっているぐらいではタンク内が錆びる心配はほとんどないです。 それに、 最近の車はタンクの密閉性や構造などにより昔の車に比べて、水分がほとんど溜まらい ないようになっています。 気持ち水分が溜まったとしてもそれが原因で何らかの不具合(故障)が起きる可能性はゼロに近いと思います。 そもそも、ガソリンタンク内に水が溜まって故障の原因になる可能性がであれば、メーカーで対策をしたり車検や点検の時に点検項目になりますよね。 ガソリンスタンドで勧められる理由は? やっぱり、簡単に勧めれて(売れて) 利益になる からやと思います。 作業的には、ガソリンタンクに入れるだけなので時間はほとんどかかりません。 誰にでも出来ますし、ガソリンを入れる前にちょこっと入れるだけです。 価格もカー用品店などであれば 200~500円ぐらい で売っていますが、ガソリンスタンドであれば 500円~1000円 ぐらいで売っているので簡単に利益が上がります。 お客様もそれぐらいの金額で手間や時間がかからないし、店員(プロ?