バイオレット ライト 透過 コンタクト レンズ

Sat, 06 Jul 2024 04:47:16 +0000

クロセチンとは、サフランやクチナシに含まれる橙色の色素で、 酸化 を防ぐはたらき、つまり抗酸化作用があるカロテノイドの一種です。 このクロセチンですが、207種類の抗酸化作用のある成分で実験を行ったところ、EGR1の発現量が増えるという結果が出た成分です。 そのほかにも、クロセチンには神経保護作用や抗炎症作用、目の血流改善作用があることも研究でわかっています。 また、近視のマウスを使った実験で、クロセチンを含むエサを3週間食べ続けたマウスが食べなかったマウスに比べ、眼軸長の伸長が抑えられていたとの研究結果が出ています。 (国際近視学会2017. 慶應義塾大学医学部眼科学教室) こうした研究結果を受けて、最近では、クロセチンは近視の抑制など目の健康に役立つことがわかり注目を浴びているのです。 そして、目の疲れやピント調節機能を整える機能性表示食品の成分として承認されています。 2)クロセチン配合のサプリメント クロセチン配合のサプリメントとしては、ロート製薬の「ロート クリアビジョン ジュニア」が2017年7月に発売されています。 クロセチンのほか、ルテイン、ビルベリーが入っており、子供が食べやすいブルーベリー味でチュアブルタイプのサプリメントです。(60粒¥1, 620税込み) 2019年にはクロセチン量が7. 5mgにアップした製品「ロート クリアビジョン ジュニアEX」(30粒¥3, 240税込)が発売されています。 6.子供の近視予防や進展抑制のために ここまでのお話で、子供の近視予防や進展抑制のためのポイントは次の3つであることがわかります。 6歳以下の幼少期に一日2時間程度の外遊びをさせる。 めがねやコンタクトが必要な場合は、バイオレットライトを通すものを選ぶ。 両親が近視であったり、屋外活動時間が少ないなど、近視のリスクが高い場合は、クロセチン含有のサプリメントを取り入れてみる。 保護者の方々は、将来の子供たちの失明のリスクを防ぐためにも、この3つを意識してみてはいかがでしょうか? バイオレットライト透過眼鏡の装用で強度近視が改善(症例報告)|株式会社坪田ラボのプレスリリース. スポンサードサーチ 7.まとめ 子供の近視が増えている原因や現状についてご紹介しました。 また、近視を予防する可視光線の1つであるバイオレットライト、抗酸化成分の1つであるクロセチンのはたらきやエビデンスをご紹介しました。 いかがだったでしょうか? 子供の近視を発症させないために、また進行を抑えるために一般家庭でできることは、上に挙げた3つのことです。 この記事「子供の近視予防にバイオレットライトやクロセチンが有効!」を参考に、いまお子様を持つエイジングケア世代のお母さまは、ぜひ、近視の予防を心がけていただければ幸いです。 (加筆・リライト:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭) ナールスエイジングケアアカデミー編集長 京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。コスメ検定1級。 (編集・校正: エイジングケアアカデミー編集部 若森収子 ) 大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。 当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。 そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。 ぜひご登録をお待ちしております。 ▶ キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから ▶ ナールスチャンネルをみて動画でエイジングケアを学ぼう!

  1. バイオレットライト透過眼鏡の装用で強度近視が改善(症例報告)|株式会社坪田ラボのプレスリリース

バイオレットライト透過眼鏡の装用で強度近視が改善(症例報告)|株式会社坪田ラボのプレスリリース

2008 Aug;115(8):1279-1285. ) さらに、ほかの研究では、11歳や12歳よりも6歳以下の幼少期に屋外活動を多くすることが、近視の発症予防に有効であるとのデータもあります。 (Xiong S, et Ophthalmol. 2017 Sep;95(6):551-566) つまり、近視の予防や進行予防において、屋外活動が重要であることがわかっているのです。 では、なぜ屋外活動が近視予防に役立つのでしょうか? 2)太陽光が近視予防に役立つことがわかった 屋外活動を行うと、運動する、日光を浴びる、遠くを視るなどの行動が増えます。 この3つの要素のうちどれが近視予防に役立つのでしょうか? ヒヨコを使った実験で、日光を浴びること、つまり太陽光であることが近視予防に役立っていることがわかりました。 また、同じくヒヨコを使った実験で、より明るい強い光ほど近視進行を抑制することも分かりました。 光環境と運動の関係性の研究についてご紹介します。 ①屈折度数への影響について (Ashby R, et al. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2009 Nov;50(11):5348-5354. ) ヒヨコの片眼に半透明のゴーグルを5日間装用し、運動量に有意差がない条件下で屈折度数(近視の進行度)を計測した実験で、運動量より光環境が屈折度数に影響を与えた。 ②近視進行の抑制について ヒヨコの実験で、より明るい強い光ほど近視進行を抑制した。 (Karouta, Ophthalmol Vis sci.

バイオレットライト 可視光の波長下限 には個人差があり、 紫外線A(UV-A) との境界である360-400nmの波長域は バイオレットライト と呼ばれます。 前回解説した、近視を予防する 屋外活動 の効果は、まさにこのバイオレットライトに由来することが明らかになってきています。 屋外光と室内光の違い バイオレットライト は 屋外 の太陽光(図上)に含まれますが、蛍光灯やLEDライトには含まれません。 また、窓ガラスを通過しないので、室内の窓際や屋外の車内で浴びる太陽光には含まれません。 したがって 屋内 (図下)で浴びる光はバイオレットライトを欠如しています。 鳥居秀成: バイオレットライトと近視進行抑制. あたらしい眼科 34: 1371-1378, 2017. バイオレットライトの近視進行抑制効果 バイオレットライトが近視抑制に効果があることは動物実験とヒトでの臨床研究から明らかになってきました。 ヒヨコ の目に凹レンズを装着すると眼軸長が延長して近視化しますが、バイオレットライト(VL)の照射で近視が抑制されることが、この実験 近視モデル で確認されました。 また軽度近視の学生(10-15歳)で1年間の眼軸長の変化をレトロスペクティブに調べた臨床研究では、VL(-)メガネ>VL(+/-)コンタクトレンズ>VL(+)コンタクトレンズの順で眼軸が延長することが示されました。 ここでVL(-)、VL(+/-)、VL(+)はバイオレットライト遮断、部分遮断、透過を意味します。 Torii H al. : Violet Light Exposure Can Be a Preventive Strategy Against Myopia Progression. EBioMedicine 15: 210-219, 2017. さらに2種類の 有水晶体眼内レンズ(IOL) を挿入した25-60歳の強度近視(> -6. 5D)成人での5年間の経過観察では、バイオレットライトをより強力に遮断するIOL挿入群で、眼軸長が有意に延長することが報告されました。 Torii H et al: Violet Light Transmission is Related to Myopia Progression in Adult High Myopia. Sci Rep 7: 14523, 2017.