神無月に神様は出雲大社になぜ集まるのか? 祀られている神様は誰か? 出雲大社のみどころは? | うめしらべ

Tue, 30 Jul 2024 05:50:57 +0000

旧暦10月、日本全国では神無月と言いますね。 当たり前のように受け入れられていますが、よくよく考えてみれば 「なぜ神様がいない月なんだろう?」 と疑問を持つ方もおられます。 実は10月(正式には旧暦10月)には神様たちが出雲に集まっているのです。 そして、その時期には 神様たちが世の中の様々なご縁について会議をする神議(かむはかり・かみはかり) が行われています。 それゆえに 出雲地域のみ10月は神在月 と呼ばれています。 では、なぜ神々が出雲の地に集まるのでしょうか? 本記事では、出雲に神様が集まると考えられる理由をご紹介します。 出雲に神様が集まる理由とは? 神様が出雲に集まる理由を探る上で参考にしたのは、こちらの書籍です。 神在月や神在祭に関する神事、出雲大社以外の神社の神在祭の様子など詳細にレポートされています。 関連記事▶︎ 八百万の神々は出雲のどこを巡るの?出雲大社以外で神在祭を行う神社は? こちらの書籍で、島根県立古代出雲歴史博物館学芸企画課長(当時)・品川知彦氏は、4つの考え方を伝えています。 陰陽説 出雲大社の祭神が10月を支配している オオクニヌシノミコトが幽事(ゆうじ)を治めている イザナミノミコトへの孝行のため なんだか、壮大な話になっていきそうですね。 神様の名前出されてもややこしい!よくわからないよ! っていうツッコミをいただきそうなので、最低限の神様の名前だけを用いて解説していきますね。 ①陰陽説 この陰陽太極図をご覧になったことはありますか? 陰陽道の考え方を具現化したシンボルとも言えるものです。 陰陽道といえば、安倍晴明が有名です。映画でも流行りましたね。 陰陽(陰と陽に分類) 五行(「木・火・土・金・水」で構成) この二つの組み合わせで、万物の原理を明らかにしようとした易学の考え。 中国の殷の時代(3000年以上前)に発達し、のちに八卦などの占いや道教・儒教にも影響を与えます。 大和朝廷と出雲の位置関係 さて、出雲大社創建当時、世の中は大和朝廷が治めていまして、 大和朝廷があったとされる畿内から、出雲方面は北西の方角にあたります。 陰陽では、 「極陰の時、極陰の場所にすべての陽が集まることによって、世界が再生する」 とされていて、かつ 極陰の時=10月 極陰の方向=乾の方向(北西) すべての陽=日本中の神々(八百万の神) と考えられているのです。 つまり、陰陽説からすれば、 極陰の10月に、極陰の場所の出雲に、すべての神様(陽)が集まる わけです。 なんだかこの説だけで納得できちゃいませんか?

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神無月(かんなづき)は、旧暦で10月のこと。「かみなづき」「かむなづき」とも言います。でも、あるところでは「神在月」(かみありつき)と逆の意味で呼ばれています。それはなぜでしょうか?

『祭りが少ない時期』 4つ目は、日本全国の神社で祭典(神事)が少なくなる時期がちょうど旧暦10月頃であることに由来して「祭(神)が無い月」→「神無月」としたという説。 その5. 『田の神送り』 かつて日本全国の人々は新嘗祭(にいなめさい)が終わると、来年の五穀豊穣を祈願して「 田の神送り 」と呼ばれる祭りを盛大に執り行いました。 田の神送りは、今年の豊作のありがたみを噛みしめて田の神を盛大にもてなす祭です。餅や団子、酒、赤飯などをお供えして田の神をもてなしたのち、山へお返しするという儀式です。 なお、長野や秋田、愛知県などでは「霜月祭(しもつきまつり)」と呼びならわし、夜通し釜にお湯を沸かして「霜月神楽(しもつきかぐら)」と呼ばれるお神楽を奉奏します。 その5. 『1年を半分に割った時の呼び方』 現代でもそうですが、上半期下半期という呼び方があるように古来、1年を2つに分ける見方があります。そこで1年の折り返し月である「6月」つまり水無月(みなづき/=旧暦6月)に対して、新嘗祭が行われる年の瀬(12月)が近くなった月ということで、「上の水無月」→「神無月」と呼ばれはじめたという説。 終わりに・・ 以上をまとめると・・ 伊勢神宮の神様は伊勢神宮にいる。 日本全国の神社の神様は自らの鎮座地にちゃんと居る。 神々は自らの鎮座地にて地域の人々の暮らし見守っている。 ということになります。 しかし、神という存在が本当に実在するのであれば、我々の知らない知りようもない別の次元の世界で、本当に出雲大社に集まっているのかもしれません。 そんな空想を描きながら出雲大社に参拝するというのも、出雲観光の楽しみ方の1つと言えます。 スポンサードリンク -Sponsored Link- 当サイトの内容には一部、専門性のある掲載があり、これらは信頼できる情報源を複数参照し確かな情報を掲載しているつもりです。万が一、内容に誤りがございましたらお問い合わせにて承っております。また、閲覧者様に予告なく内容を変更することがありますのでご了承下さい。 関連コンテンツ

いいえ、全ての神様が出雲に出かけてしまうのではなく、留守番をする神様がいます。 代表的な神様が「恵比須神」(えびすしん)。またその他には「金毘羅神」(こんぴらしん)、「竈神」(かまどしん)、「道祖神」(どうそじん)などがいます。 こうした留守神様を祭るために、十月に「恵比須講」(えびすこう)を行う地方も多くあります。 多くの神様が留守の間にも、ちゃんと留守神様として私たちを守ってくれているのですね。