アナ と 雪 の 女王 映画 感想

Tue, 30 Jul 2024 19:46:46 +0000

それに対して、思慮深く我慢強いエルサ。どんなに苦しくって辛かったろう。周りに気を使って壁を作るしかなかったというのがやるせない。(ワンオペに苦しむママにも似ている) だから自分の居場所を見つけた時の迫力は、とても力強い。 一人で生きることを決意したエルサ。でも孤独。氷の城を作り上げる時の、たんかを切るような迫力のある歌。解放感とともにある強がり。繊細ながらも固く冷たい氷の描写とエルサの表情でいかんなく表現されていて、感動に打ち震える。 だが、ここがクライマックスではない。 エルサがどうやって人と暮らしていくか、周りの人がエルサとどう対峙するかという展開。なのだけれど、そのあたりの、エルサを取り巻く周りの葛藤もグダグダ、安直。 そんなアナとエルサや周りの変化(成長)が描かれるはずのクライマックスなのに流されてスル―されてしまいそうな脚本なので、とっても残念。突然、"真実の愛"が出てきて、決着。 "真実の愛"って〇〇〇ってことだよってされているけれど、そのことに気づくプロセスのエピソードが弱く、安直。 疑問なのが、アナが真実の愛とは何かに気づくために、ハンスを悪役にする必要があったのか?

「アナと雪の女王」に関する感想・評価【残念】 / Coco 映画レビュー

アナとエルサの歌声が、とてもきれいでした!何回も見たくなります! 全64件、1/4ページ 前へ 1 2 3 4 次へ 関連作品のレビューを見る ブラック・ウィドウ ★★★★ ☆ 2 クルエラ ★★★★★ 2 ノマドランド ★★★★ ☆ 9 フィフス・エステート:世界から狙われた男 ★★★★★ 1 ナイル殺人事件 1 ( 広告を非表示にするには )

って思う時もあるんだけれど、でもそれだけ重視するだけのクオリティはあって、それが最大限発揮された作品だ。 特に本作は吹替え版が良い! この影響はとても大きくて、どうしてもアニメ映画は子供を連れて観ることも多いから、字幕よりも吹替えで鑑賞する人が多い傾向にある。そして松たか子と神田沙也加の歌声の良さが、本作をより魅力的にしているのは間違いない」 エルザとアナの対比構造と、本作の欠点 だけれど、お話作りには文句があるんだよね? 基本はシンプルな物語で、序盤は抜群にうまいんだけれど終盤がねぇ カエル「これは近年のディズニー(ピクサーも)の弱点でもあるけれど、悪役の登場が雑だったりするのかなぁ」 主「本作は序盤から "エルザ=氷の魔女 アナ=天真爛漫なプリンセス" という構造になっている。それは序盤から特に強調されていて、最初は仲が良かった姉妹がある日を境に壁ができ、アナは戴冠式で 『恋とはどんなものかしら?』 と心待ちにしているけれど、エルザは 『隠さなければ』 と苦しい胸のうちを明かしている。 この対比自体はとてもよくて、序盤は特にうまく機能しているんだ 」 カエル「エルザの孤独の理由もわかるし、姉妹だけで生きていかなければいけないという苦しみも伝わってくるもんね」 主「本 作は多くの王道な童話であれば、エルザは悪の氷の魔女であり、アナはヒロインであって、クリストフが王子様、あるいはアナを救う英雄になるわけだ。 だけれど、この作品は氷の魔女に寄り添う物語でもあるから、エルザを倒してしまえばそれでおしまいということにはならない。そのために、物語としての目的が作りづらいわけだ」 カエル「最初は "町の冬を終わらせる" ためなんだけれど、後半はそれが最終目標としてあるけれど、 氷漬けになったアナをどうやって救うのか? という方向にシフトしていくね」 主「 物語としては"悪を倒してハッピーエンド"が1番わかりやすいんだよ。 実際、ディズニーのアニメ映画の中でも代表的な作品はそういう流れもいっぱいあるし。 だけれど、アナ雪はある種の "悪に寄り添う物語" でもあるんだけれど、それがうまくできない 」 ディズニーの限界 これが前にもシュガーラッシュで語った "ディズニーの限界" の部分だよね…… 悪党を作らないとドラマが作れない…わけではないけれど、そう思ってしまうよね カエル「エルザは悪役にできないとしても、なんで途中からハンス王子を悪役にしてしまったのだろうか?