『また次の春へ』|本のあらすじ・感想・レビュー - 読書メーター

Tue, 30 Jul 2024 12:37:39 +0000

11地震後のストーリーが様々な家族の目線で書かれている。 ただ、この人の作品は今一つ感情移入できない。自分にははまらないんだよな。 2017年12月11日 震災後の人々の生活を画いた短編集。 ひとつひとつが大切に丁寧に描かれたお話だけに 自分の精神状態が健全の時に読むのが肝心。 心が落ちているときは必要以上に引っ張られるので要注意かな。 さいごのお話に出てきた運命ということば。とても深かったように思う。 このレビューは参考になりましたか?

また次の春へ|書籍詳細|扶桑社

11のときの自分を思い出して感慨深い気持ちになります。
小学3年生、母を亡くした夜に父がつくってくれた"わが家" のトン汁を、避難所の炊き出しでつくった僕。東京でもどかしい思いを抱え、2カ月後に縁のあった被災地を訪れた主婦マチ子さん。あの日に同級生を喪った高校1年生の早苗さん…。厄災で断ち切られたもの。それでもまた巡り来るもの―。未曽有の被害をもたらした大震災を巡り、それぞれの位置から、再生への光と家族を描いた短篇集。 トン汁おまじないしおり記念日帰郷五百羅漢また次の春へ... 続きを見る 重松清 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治賞、『エイジ』で山本周五郎賞、01年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。 著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』『空より高く』等多数。ルポルタージュ、ノンフィクション作品には『星をつくった男 阿久悠とその時代』『希望の地図』など。現在、季刊文芸誌「en-taxi」の編集同人も務める。