コロナは芸術にとって創造の源泉 「創作の秘宝日記」刊行した横尾忠則さんに聞く - 産経ニュース

Sat, 06 Jul 2024 03:06:39 +0000

展示作品をご紹介! ここからは、展示作品の一部を見ていきましょう。 『I'm Running Out of Time』 真っ赤な背景がひときわ目を引くこの作品。家が燃えているようにも見えます。手前の男性は、おそらく日本を代表する文豪・ 三島由紀夫 がモデルでしょう。 横尾忠則は、三島由紀夫の大ファンであり、二人は深い友好関係にありました。 横尾がまだ名のしれていなかった頃、初の個展に三島が訪れたことがきっかけで、二人は交流を始めます。その後三島の雑誌連載の挿絵や本の装幀に抜擢され、横尾は有名になっていきました。横尾は三島の考え方に非常に影響を受けたとも話しています。 ちなみに、横尾の絵には大きな文字が描かれていることが多いです。見る側としては、文字の真意が気になるところ。しかし、本人曰くそれすらも「気分」で描いているそう。解釈は、全て見る方に委ねられています。. 『A. W. 【2019年大河ドラマ】 いだてん~東京オリムピック噺~ part100. Mandara』 壁一面を使って展示されているこちらの作品。 大量生産・大量消費を批判したポップアートの大家・ アンディ・ウォーホル のオマージュ作品でしょうか。ところどころに「SALE」の文字が描かれています。 デヴィッド・ボウイがアンディ・ウォーホルに扮している絵など、探すとたくさんの発見があるのも、横尾作品の魅力です。. 『ミケランジェロと北斎の因果関係』 こちらは、ろうそくを持ったカラフルなダビデ像が描かれた絵。 だまし絵のようにも見えます。一体どういう発想ができればこんな絵をかけるのか、検討もつきません。像の足元には、「If I can live to be a hundred, I will be able to understand whole universe(100歳まで生きられたら、宇宙の全てを理解できるだろう)」と描かれています。一体何の事なのでしょう。. 『Devil Man』 今回の展覧会で最も印象深かった作品の1つ『Devil Man』です。 なんと、いたるところに子供の頃女子たちがよく使っていたような シール が貼られています。最初は誰かのいたずらかと思いましたが、れっきとした作品の一部でした。 本当に自由な発想で制作していることがよくわかります。. 『回転する家』 こちらも非常に興味深い作品『回転する家』です。 横尾忠則は、戦時中に幼少期を過ごした経験から、戦争を扱った絵も多く製作しています。この絵でも、米軍の爆撃機が何かをばらまいている様子が描かれています。しかし、よく見てみると、、、 横尾忠則自身が取り上げられた 新聞記事の切抜き です。 内容は、昨年話題になったニュース。ある美術展に向けた制作を準備していた横尾忠則ですが、画材を持った美術館の職員が現場に遅刻し、「制作意欲を削がれた」として展覧会は延期に、というものです。一体どういう意図で記事を組み込んだのかはわかりませんが、おもわず笑ってしまいました。.

  1. 【2019年大河ドラマ】 いだてん~東京オリムピック噺~ part100
  2. 横尾忠則版画展 文化遺産オンライン

【2019年大河ドラマ】 いだてん~東京オリムピック噺~ Part100

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1年間続く連続ドラマですから、たかが題字といえどかなり重要な要素となりますよね。 よく考えてみると、過去の大河ドラマを思い出すとき、題字のイメージっていつまでも脳裏に焼き付いているものです。 さて、横尾忠則氏がどれほど凄い先生かわかったところで、 「いだてん」の題字を1年間、愛着を持って眺めていきましょう! スポンサーリンク

一時期ネット上で話題になった、埼玉にある「鎮守氷川神社」の横尾忠則デザインの御朱印帳をご存じでしょうか。この御朱印帳が頒布され始めたのは2016年からです。デザインを横尾忠則が担当することになったのは、氷川神社の宮司と横尾忠則との間に親睦があったためでした。 2人の関係が深まるにつれて、次第にインスパイアされていった横尾忠則は、氷川神社のご祭神をモチーフにしたポスターを制作して神社に寄贈します。これが縁となって、ポスターのデザインをもとにした御朱印帳が誕生しました。何と言っても世界でここだけのレア品とあって、月次祭に合わせて100冊が限定販売されますが、購入できるのは1人1冊までで、毎回完売する人気ぶりです。 頒布の情報は、鎮守氷川神社のホームページで知ることができるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。 横尾忠則が2019年大河ドラマ「いだてん」のタイトル題字を担当!横尾忠則美術館で開催中の「冥土旅行」が話題に! 2019年に放送されるNHK大河ドラマ「いだてん」の題字タイトルを、日本が世界に誇る美術家・横尾忠則が担当することが発表されました。「いだてん」とは、仏舎利を奪って逃げた鬼を追いかけて捕まえた神様「韋駄天」のこと。横尾忠則は、題字タイトルを担当するにあたって「早く走ることを意味することから、走り続けるドラマになって欲しい」とコメントしています。 一方で、代表作「Y字路」シリーズや「鎮守氷川神社」の御朱印帳を手掛けるなど、意外性を求め続ける横尾忠則による「冥土旅行」展が、神戸市灘区の横尾忠則美術館で開催中です。「冥土旅行」というタイトルは、「生者が死者の世界を見て再び戻って来る(旅行)」との意味合い。死後の世界を知ることでより良く生きるという横尾忠則の思いが込められていると言います。 「死」とは、誰にでも訪れる決して避けることのできない定めです。幼い頃より、さまざまな超常現象にインスパイアされ続けてきた横尾忠則にとって、「冥土=死」の世界は不吉なものではありません。むしろ憧れだったことから、「死は作品を考える上で創作を駆り立てる大切なエレメントだ」と考えているようです。 それは、横尾忠則自身が、「死」というものが人としての終わりではなく、その先へ続くものだと確信しているからでしょう。横尾忠則の「冥土旅行」を見て、これからの人生をいかに生きて行くべきかを考えるのもいいかもしれませんね。