誤嚥性肺炎、どんな状態の病気なの?予防できるの?治るの?|院長ブログ|五本木クリニック

Tue, 30 Jul 2024 20:41:57 +0000

2020年4月27日 ジェイムズ・ギャラガー健康科学担当編集委員 画像提供, Getty Images ボリス・ジョンソン英首相が27日、COVID-19(新型コロナウイルスの感染症)から回復して 公務に復帰した 。しかし多くの患者にとっては、完全に健康を取り戻すまでに長い時間がかかることがある。 回復にどれくらいの時間がかかるのかは、そもそもどれほど体調が悪化したかによって異なる。病気をすぐに追い払う人がいる一方、影響が長引く人もいる。 年齢、ジェンダー、健康問題がすべて、COVID-19の症状悪化のリスクを大きくする。 治療そのものが体を傷つけるほど、長くかかるほど、回復にはおそらく多くの時間がかかる。 軽い症状しかない場合は? COVID-19にかかった人のほとんどは、せきや発熱などの主な症状しか出ない。しかし、体の痛みや倦怠(けんたい)感、のどの痛み、頭痛を感じる人もいる。 せきは最初のうちは乾いた空ぜきだが、新型ウイルスによって死んだ肺の細胞を含んだ粘液が、せきに混じるようになる人もいる。 これらの症状は、ベッドでの休養と十分な水分、パラセタモールなどの鎮痛剤で治療できる。 画像提供, Getty Images 症状が軽い人は、順調に素早く回復する。 より深刻な症状が出たら? 人によっては、もっと重症になることもある。感染から7~10日でそうなることが多い。 容体がいきなり急変することもある。呼吸がしにくくなり、肺に炎症が起こる。これは、ウイルスに反撃しようとする体の免疫系が、実際は過剰反応してしまい、体が巻き添えの被害を受けるためだ。 一部の人は、酸素吸入の入院治療が必要になる。 総合診療医サラ・ジャーヴィス氏は、「息切れの改善にはかなりの時間がかかることもある(中略)体は傷や炎症から立ち直ろうとしているので」と説明する。 ジャーヴィス医師によると、復調までは2~8週間がかかり、疲労感が続くこともあるという。 動画説明, 赤ちゃんも高齢者も……新型ウイルスと戦う病院をBBCが取材 集中治療が必要となったら? 肺炎が完治するまでの期間は?日数の目安や判断基準について. 世界保健機関(WHO)は、 20人に1人 は、鎮静剤を投与して人工呼吸器につなぐなどの集中治療が必要になると推定している。 病気の種類に関係なく、集中治療室(ICU)からの回復には時間がかかる。患者は帰宅する前に、一般病棟に移される。 病院のベッドで長い時間を過ごすと筋肉量が減る。患者は弱っており、再び筋肉がつくまで時間がかかる。歩けるようになるため、理学療法を必要とする人もいる。 画像提供, Getty Images 画像説明, フランスのコロナウイルス感染患者のリハビリの様子 「この病気には、ほかの要素もあるようだ。ウイルス感染による慢性疲労は、間違いなく大きな要因だ」と、カーディフ・アンド・ヴェイル大学保健委員会の救命救急理学療法士ポール・トゥシー氏は言う。 中国とイタリアからは、全身の衰弱や、わずかな作業での息切れ、しつこいせき、不規則な呼吸が報告されている。さらに、長時間の睡眠が必要になる場合もある。 動画説明, ロンドンのICUで 新型コロナウイルス専門病棟にBBC記者が入る 「患者が回復するにはかなりの期間、場合によっては何カ月かかることがわかっている」 ただ、おしなべて言うのは難しい。集中治療が短期間で終わる人がいれば、何週間も人工呼吸器を必要とする人もいる。 健康への影響は長引く?

新型コロナから回復し退院・療養解除となった人から感染することはないのか?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース

以前、優秀な看護師さんがこんなことを言っていました。「入院患者さんの褥瘡と誤嚥性肺炎は看護師の恥」、責任感の強い看護師さんはこのように誤嚥性肺炎を捉えていたのです、素直に頭が下がります。その発言を参考にすると、やはり寝たきりや脳血管障害で入院している患者さんの睡眠時の姿勢や口腔ケアや食べ物の選択も誤嚥性肺炎を防ぐ上で重要なんですね。 週刊新潮の特集の後半は「カラオケで喉を鍛えよう」とか「喉や口の筋トレ」等が書かれています。これらの効果判定は私の範疇を越えていると判断して考察はいたしません(どの部分の記事を読めば、がんより怖い嚥下性肺炎なのか理解できるのかは不明)。誤嚥性肺炎を防ぐ食事の形状等が書かれていないようですが、別のページの五木寛之さんのエッセイ「生き抜くヒント」にちょっとした記載がありました。 五木さんの知人の専門医によれば「ドロドロになった食べ物の方が誤嚥を引き起こしやすい」とのこと。ご両親等の介護をされている方も多いでしょうから、ネットで情報を得る前に担当医や看護師さんにどのような形状の食べ物が誤嚥性肺炎を起こしにくいのか、食事をする時の姿勢はどうすればいいのか等を相談することをお勧めいたします。 素朴な疑問

肺炎が完治するまでの期間は?日数の目安や判断基準について

5%と高い状況が続いています。 各地域における流行状況は、 ・新規発生患者数 ・新規発生患者数のうち接触歴不明の患者の割合 ・PCR検査陽性率 を参考にしましょう。 新規症例報告数がほとんどなく、検査陽性率も低い地域にお住まいの方では、風邪症状が出たとしても、海外渡航歴や接触歴がなければ新型コロナの可能性は高くないでしょう。 時期や地域によって、自身が新型コロナに罹る可能性も変わってきますので、お住まいの地域の流行状況をしっかりと把握しておくことが大事です。 風邪やインフルエンザのような症状が出現した場合は、個々人が自身の感染リスクと重症化する可能性を考慮した上で、病院を受診するかどうか判断し、迷う場合にはかかりつけ医や発熱相談センターに電話で相談しましょう。 また、病院を受診しない場合も、手洗いや咳エチケットなどの予防対策は必要ですし、周囲の人(特に高齢者や持病のある人)にはうつさないような配慮が必要です。 新型コロナを広げないためには、手洗い、屋内でのマスク着用、3密回避など新型コロナに注意した生活を続けることが重要です。 羽海野チカ先生作成 手洗い啓発ポスター

肺炎について|皆さんの健康|公立岩瀬病院

咳や痰などの症状に効果が期待できる漢方薬 細菌性の肺炎に対する治療の中心は抗菌薬(抗生物質)ですが、咳や痰、息切れといった症状に対して漢方薬が有用となることもあります。 漢方医学では患者個々の症状や体質などを「証(しょう)」という言葉であらわし、これに合った薬を選択するのが一般的です。(「証」についてはコラム「 漢方薬の選択は十人十色!?
リハビリで間質性肺炎の症状は和らぐのか? 間質性肺炎の患者さんは息切れのためにあまり動かなくなり、それによって身体能力の低下、うつ状態、社会的な孤立、などを招くことがしばしばあります。するとますます呼吸困難感が増していくという悪循環に陥ってしまいます。その対策として呼吸リハビリテーションがあります。 呼吸リハビリというと、呼吸に必要な筋肉のトレーニングをイメージされる方が多いかと思いますが、実際には全身のコンディショニングや、足など全身の筋力トレーニングを行っていきます。また、痰をうまく吐き出す訓練なども行います。最初はクリニックあるいは病院で専門の 理学療法 士から正しい呼吸リハビリの方法を教えてもらいましょう。動画サイトでリハビリ方法を紹介しているものもあるので、復習として見てみるのも良いでしょう。 在宅酸素療法が必要な重症の患者さんにも呼吸リハビリはもちろん有効ですが、なるべく早く始めるほうがより有効とされています。息切れもありなかなかモチベーションも上がらないかもしれませんが、リハビリを続けることで筋力の増強、運動能力の上昇、呼吸の辛さの緩和、生活の質の向上が得られることが多くのデータで示されており、ぜひ積極的に取り組んでいきたいものです。 参考文献: Respirology 2008; 13: 394-399. Respir Med 2012; 106: 429-435. Cochrane Database Syst Rev 2014; 10: CD006322.

肺炎について Q:肺炎はどんな病気ですか? A:肺に炎症が起きる病気のことをまとめて肺炎といいます。肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物により肺が侵される病気です。肺炎には、感染源を吸い込んで発病する細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、真菌性肺炎などの感染性の肺炎と、薬剤性肺炎、アレルギー性肺炎などの非感染性の肺炎があります。肺炎の大部分は、前者の感染性肺炎です。細菌やウイルスは、呼吸をするときに鼻や口から身体の中に侵入しますが、健康な人は、のどでこれらの病原菌を排除します。しかし、風邪をひいてのどに炎症が起こっていると、病原菌が素通りして肺に入ってしまい炎症を起こしてしまいます。 Q:肺炎の原因は? A:肺炎(感染性)を起こす、病原微生物は主に以下の4種類に分けられます。 (1)細菌(いわゆるバイキン) ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは違います)など (2)ウイルス インフルエンザウイルス、アデノウイルス、麻疹(はしか)ウイルス、サイトメガロウイルスなど (3)マイコプラズマ(細菌とウイルスの中間のような生物) (4)真菌(カビ) ある病院の小児科で、入院した肺炎の子供たちの病原微生物を調査したところ、30%がウイルス性肺炎で、細菌性肺炎は16%、マイコプラズマ肺炎は11%、細菌性+ウイルス性(混合)肺炎が10%でした。残りの約30%は原因不明でした。4年に1回のイベントですが、マイコプラズマ肺炎は、なぜか4年に1度、オリンピックの年に流行する傾向があります。今年はどうでしょうか? 真菌(カビ)性肺炎は、一般的にはまれです。腎臓病や膠原病などでステロイドホルモン剤を服用していたり、白血病などで極端に免疫(抵抗力)が低下している時などにかかります。 Q:どんな症状が出ますか? A:肺の病気、肺の炎症なので、呼吸症状が主体です。すなわち、咳や痰、ゼーゼー(喘鳴)などです。さらに、炎症の全身反応として、発熱して、食欲が低下し、水分も取れなくなって脱水症状を起こすこともあります。ひどい肺炎では、呼吸困難をきたして人工呼吸器を必要とすることもあります。昨年世界を震かんさせたSARSも、重症の肺炎(間質性肺炎)を起こして患者さんが亡くなりました。 ただ、生まれて間もない赤ちゃんでは、あまり咳も出ないで、突然ショック状態や高熱、チアノーゼ(顔色が紫色になる)を起こし、レントゲン写真で初めて肺炎と診断されることもあります。また、高齢者でも食欲不振や元気がないなどの症状のみが前面に出る場合があるので注意が必要です。 Q:どんな治療をするのですか?