利息 制限 法 わかり やすしの

Tue, 30 Jul 2024 05:11:51 +0000

公開日: 2017年6月22日 / 更新日: 2017年12月12日 利息制限法とは? 出資法について グレーゾーン金利 みなし弁済とは? 現在の上限金利と過払い金 借金問題を専門家に相談した場合に、初めて聞く言葉ばかりで戸惑ったことはありませんか? 専門用語や難しい内容で理解出来ないまま、その場をやり過ごしたり・・・。 そんな方のために、わかりやすく解説していきます。 利息制限法とは? 借金問題解決には、度々関わってくるのが利息制限法です。 私たちの生活の中では、様々な法律が存在しています。 その法律によって秩序が維持され、社会生活が保たれています。 簡単に説明すると、ある一定の決まりがないと、好き勝手する人ばかりで統制がとれなくなるという事です。 その沢山ある法律の中に、利息制限法というものがあります。 利息制限法は貸金の上限利息を定めた法律 で、高利の取り締まりを目的として、債務者の保護のために制定されています。 この利息制限法は、貸金業者や法人だけが対象になっているのではありません。 個人の貸し借りにも適用される法律です。 現在の上限金利は昭和29年に制定されています。 【利息制限法の上限金利】 10万円未満 年20% 10万円~100万円未満 年18% 100万円以上 年15% 【利息制限法の遅延損害金】 10万円未満 年29. 2% 10万円~100万円未満 年26. 利息制限法 わかりやすく. 28% 100万円以上 年21. 9% では、上限金利を超えていたらどうなるでしょうか? 超過分は無効になります。 更に、利息制限法に違反すると、 業として行っている場合は行政処分の対象 になります。 ここで新しく遅延損害金という言葉が出て来ましたが、遅延損害金は借金する際に返済期日を定めますね。 その 返済期日の約束を守らなかった場合の損害賠償 です。 簡単に言うと、約束を破ったペナルティです。 遅延損害金は、 利息制限法で定めた金利の1. 46倍 までとされています。 例:年20%×1. 46倍=29. 2% ちょっと補足ですが、例えば個人間の貸し借りで、利息を定めていなかった場合があるとします。 その際に返済期日に弁済しなかった場合は、 民法で定める損害賠償の年5%が適用 されます。 また、商人の場合であれば、 商法で定める年6%が適用 されます。 出資法について 利息制限法という上限金利を定めた法律があることをご理解頂けたと思います。 次は出資法について説明していきます。 出資法ですが、実はこれは略称になります。 正式には、 「出資の受け入れ、預り金及び金利等の取り締まりに関する法律」 と言います。 長いので通常は出資法と略して呼んでいます。 金利を定めた利息制限法があるのに、更に出資法?と思うのではないでしょうか。 この 出資法は、いわば金融業者に対する法律 です。 簡単に言えば、利息制限法は借主を保護する法律で、出資法は貸主の金融業者のための法律と言えます。 出資法で定める法律の中に、金利も含まれているため、2つの金利を定める法律が存在しているという訳です。 出資法では、金融業者は違反すると 刑事罰が科せられる 事になります。 (高金利の処罰) 第5条 金銭の貸付けを行う者が、年109.

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2%で借り、1ヶ月で完済する事例で計算してみましょう。 この場合の利息は、100万円×29. 2%=292, 000円となります。 しかし本来の上限である15%で計算すると、100万円×15%=150, 000円で済んだはずですよね。 この差額である142, 000円が、過払い金として請求できる額です。 過払い金請求の時効・期限(いつまで遡及?)

管理人 こんにちは「ブラックでも借りれる達人」管理人の黒田( @black_pro_jp )です。 「グレーゾーン金利」とは、読んで字のごとく法律に抵触する、あいまいな金利のことです。 グレーゾーン金利があることで、債務者(ローン利用者)があまりにも高い金利を払わせられ、返済の負担に苦しめられているのが、長年問題となってきました。 今回は、この「 グレーゾーン金利 」について詳しく解説していきます。 グレーゾーン金利とは?わかりやすく解説 利息制限法と出資法の上限金利の間 貸金業者(消費者金融、サラ金)の金利を規制する法律には 利息制限法 出資法 の2つがあります。 グレーゾーン金利とは分かりやすくいうと、「利息制限法」と「出資法」の上限金利の間で生まれた、特定の範囲の金利のことです。 利息制限法に違反しても罰則がなかった グレーゾーン金利の詳しい説明の前に、まずは以下の表をご覧いただきましょう。 元本 利息制限法 出資法 罰則 10万円未満 20% 29. 2% 29. 2%以下は、利息制限法の上限以上でも罰則なし 10万円以上 100万円未満 18% 100万円以上 15% 参照元: 金融庁-貸金業法のキホン これは2006年までの利息制限法と出資法、それぞれの上限金利になります。 どちらもお金の融資に関するものですが、「出資法」の上限金利以下であれば「利息制限法」は違反しても罰則がありませんでした。 そのため、出資法の上限ギリギリの金利の賃金業者が多く生まれたのです。 このあいまいな範囲の金利が、「グレーゾーン金利」と呼ばれる金利なのです。 グレーゾーン金利問題とは(いつから廃止? 出資法とは | 借入のすべて. ) グレーゾーン金利問題とはその名の通り、先に紹介した、グレーゾーン金利によって生み出された問題です。 2010年以前には、消費者金融(プロミス、アイフル、アコムなど)や信販会社(オリコ、ジャックス、エポスなど)はグレーゾーン金利で貸付をしていたため、高すぎる金利に、多くの多重債務者が返済に苦しんでいました。 グレーゾーン金利問題の中身を詳細に見ていきましょう。 「みなし弁済」での融資 グレーゾーン金利による問題で、避けては通れないのが「みなし弁済」という規定です。 一体どういうものなのか、何が問題なのか、解説していきましょう。 みなし弁済とは? 当時の法律では「利息制限法を超える金利でも、債務者が受け入れれば問題なし」とされていました。 よって債務者が「利息制限法の上限金利を超えて、消費者金融へ返済した分の金利も有効とみなす」とされたのが、みなし弁済です。 この規定があったために、多くの債務者の返済負担が解消されることなく、グレーゾーン金利がまかり通ってしまっていたのです。 みなし弁済はなぜ問題なの?