投票 率 が 低い と どうなる

Thu, 11 Jul 2024 00:10:05 +0000

Wedge REPORT 2012年12月21日 12. 16選挙 記録的な低投票率について考える »著者プロフィール 島澤 諭 (しまさわ・まなぶ) 中部圏社会経済研究所研究部長 富山県生まれ。1994年東京大学経済学部卒業 同年4月経済企画庁入庁。調査局内国調査第一課、総合計画局計量 班、 調査局国際経済第一課等を経て2001年内閣府退官。 02年 秋田経済法科大学経済学部専任講師、 04年10月秋田大学教育文 化学部准教授。 2015年4月から現職。 先日行われた第46回衆議院議員総選挙は政権与党の民主党が大きく議席を減らす中、野党自民党が大幅に議席数を増やし公明党と合わせて衆院の3分の2を上回る圧勝に終わった。自公両党だけでは参議院の議席の過半数を有しないため、そういう意味ではねじれは継続するものの、参議院で否決されても衆院で再可決すれば、自公両党の意思を貫けることから、実質的には衆参のねじれは解消したと見ることもできよう。 史上最低の投票率 しかしその裏でマスメディアでも報じられた通り、今般の選挙は59. 32%と記録的な低投票率にとどまった。実際、制度が異なるので比較するのが憚られるものの1890年7月1日に実施された第1回衆議院議員選挙から通して見ても史上最低となっている(図1)。 もう少し直近の選挙で見ても、これまでは、1994年に小選挙区比例代表並立制が導入されてはじめて実施された1996年選挙での投票率59. 65%が戦後最低水準であったが、今回はそれを0. 3%ポイント程度下回る結果となった。また、政権交代の可否が俎上に上った前回45回総選挙の投票率が69. 投票率がどうなっても、結果は変わらない?説|磯木淳寛|note. 3%と中選挙区制のそれと比べても遜色のない数字だっただけに、そこから10%ポイントもの下落は余計に耳目を集めている面もあるだろう。 投票率は高いほどよい? マスメディアは、その投票率の低さの原因について、政党乱立、政治不信、12月という年末の忙しい時期、争点の欠如、一部地域の悪天候などを挙げている。また、NHKによれば、総務省は、「投票日当日の天候などさまざまな要因が総合的に考えられるので一概にコメントできないが、戦後最低の投票率となったのは残念だ」としている。 つまり、総務省のコメントからも明らかな通り、低投票率は「残念」なこと、良くないことと認識されており、おそらく国民一般も同様の認識だろう。 しかし、そもそも投票するのが当たり前で棄権は良くないことなのであろうか。あるいは投票率の高低にはどの程度の意味があるのだろうか。すなわち、投票率は高ければ高いほど、究極的には100%が望ましい目指すべきあるべき姿なのだろうか。

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選挙の投票率の低さについて友人が投稿していたのを見て、ふと、投票率が低いとどうなるのかを考えてみた。 ①現在の状況。投票した人たちをA層、それによる結果をA'とする。(投票率約50%) ②今投票してない人たちが、やはりA層と同じ投票をする人たちだった場合、候補者の相対的得票率は変わらないので、結果は変わらずA'になる。(投票率100%) ③投票してない人たちが、A層と異なる投票行動をするB層だった場合、A層B層の投票結果はA'B'になる。(投票率100%) このとき、仮説の②を見てまず思うのが、「投票率増えても減っても結果ってほぼ同じなんじゃ…?」ということです。 だけど、実際には大体いつも投票するA層は、しない人たちに比べて政治に関心があり、候補者について調べる人たちであるはず。 つまり、投票しない人たちはおそらくA層とは違う選択をするB層であり、現実的に投票率があがれば②ではなく③になりそう。 しかし。 ③の場合、B層はA層と比較して政治などへの関心が低いとすれば、その投票行動は相対的にA層よりも安易なものになる可能性がある。(最悪、知名度の高さなどで擁立された候補者らばかりが当選するような…) と、考えていくと、投票率の低い①のA層による投票の結果であるA'は、投票率100%の③のA層B層の投票結果であるA'B'よりも良いのでは! ?…という結論が導き出されてしまう。 さて、ここからがみなさんと一緒に考えたいところです。 ここで投票率の問題が出て来るのです。 一回の良い結果を求めるなら相対的にしっかり考えている人が多いA層による①でもよいのかもしれない。しかし、投票率が下がり続けると、被候補者の質も同時に下がってしまう。それでは未来がき損されてしまう。 目的は、「良い未来」。投票はその手段。 先々の「良い未来」を考えると、B層に無理やり投票させせるのでなく、長い目で見て、B層がしっかりとA層として定着していくような仕組みが必要そう。※「投票しないと罰金」とかで無理やり投票率を上げると「より悪い③」になるのでよくない。 目指すのは50%のA層による①でもなく、B層に無理やり投票させて100%を目指すのでもなく、しっかりしたA層の割合を少しずつでも増やしていくことなのかな、と思った。(まじめか) ■発起人として、がんばってます。中学生高校生と取り組む、「問い」を起点に地域を発信するプロジェクト『 房総すごい人図鑑 』

投票率がどうなっても、結果は変わらない?説|磯木淳寛|Note

6%、2議席を獲得した。 NHKが投票日に全国で行った出口調査でも、比較的若い年代、支持なし層の一定の割合から支持を集めていることが明らかになった。 インターネット上の口コミの盛り上がり、投票日直前まで増え続ける支持――支持なし層が増えるなか、これまでの枠にとらわれない有権者の動向をどうとらえていくのか。難しい課題だ。 2人に1人以上が棄権した今回の参院選。「静かすぎる選挙」は、特定の地域、特定の年代に限った現象ではなく、空気のように日本全国に広がっていったように見える。静けさの先にやってくるものは――。 今後も分析を続けたい。

投票率の予測崩壊 50%を割るなんてどういうこと!? | 特集記事 | Nhk政治マガジン

仮に若年層、10~20歳代の投票率が、高齢者の投票率と同じくらい高くなったとしたら、選挙結果はどうなるでしょうか? 下の表は、年代別投票率調査のデータを元に、選挙当日の有権者、投票者、棄権者の人数を年代別に割り出したものです。 (ただし、年代別投票率調査は188市区町村のサンプル調査のため、それを元に算出した下記の投票者数は実際の投票者数とは異なります) ここから、若年層(「18-19歳」+「20歳代」)の投票率が、「仮に、最も投票率が高い高齢者(60歳代)の70. 07%と同じ率にまで高まった場合」の投票者数を算出したものが下の表です。 実際の若年層の投票者数 1, 216, 628 + 4, 316, 953 = 5, 533, 581人 投票率が高まった場合の投票者数 1, 875, 546 + 8, 497, 463 =10, 373, 009人 若年層の投票者数の増加分は、 10, 373, 009 – 5, 533, 581 = 4, 839, 428人 となります。 この、 約484万人 の棄権していた若者たちが投票したら、選挙結果にどのくらいインパクトを与えるでしょうか?(これは、全投票者の7.

2019年7月23日 NHKラジオ「Nらじ」にNPO法人Rights 代表理事の高橋亮平と理事の両角達平が出演しました。 収録音声の一部を文字起こししたので、共有いたします。聴き逃し配信は以下からどうぞ。 むしろ問題にするべきなのは、48. 8%であった全世代の投票率 (高橋)先月の参議院選挙における、18歳・19歳の投票率速報値が31. 33%となったが、むしろ問題にするべきなのは、48. 暮らしの救急箱 House Labo | 若者が選挙になぜ行かないか?理由について分かりやすく解説. 8%であった全世代の投票率ではないだろうか。これは日本の民主主義にとって危機的状況と言わざるを得ない。また年齢が上がっていくにつれて、投票率が高くなるというのは、世界共通の傾向である。ただそのような状況下でも、19歳の投票率が28. 05%となっているのは、むしろ18歳34. 68%と19歳と比較して6%高いということを考えると、中等教育などにおける成果とも言えるのではないか。むしろ意識がある若い有権者をどのように投票に向かわせるのか、単に投票率ではない参画をどう作るべきかを考えたい。 ー若者の投票率が低迷しているが、選挙への関心が低い状況であると認識しているか?