パナソニック 電気 圧力 鍋 価格

Tue, 30 Jul 2024 13:01:44 +0000

ここ数年、電気圧力鍋の人気が上昇中です。電気圧力鍋はさまざまなメーカーから発売されていますが、今回紹介するのは、2019年9月に発売された、アイリスオーヤマの電気圧力鍋「KPC-MA2」。多彩な調理モードや65種の自動メニューを搭載するほか、グリル鍋としても使えるなど、充実した機能が話題の同製品を、じっくりレビューしたいと思います。 コンパクトサイズでデザインもオシャレ。65種の自動メニューも大きな魅力! KPC-MA2の第1印象はとにかく「小さい!」。幅や奥行きはもちろん、何より高さが抑えられているのが目を引きます。「電気圧力鍋は便利そうだけど、キッチンで場所を取るのがイヤ」という人も、これなら快適に使えるはず。本体の質感もマットでオシャレです。 サイズは282(幅)×213(高さ)×286(奥行)mmで、重さは3.

カレールーの量を少なめにしたことで、より野菜のうまみが感じられました 電気圧力鍋には珍しく、ごはんはしゃっきり硬めな炊き上がり ほかの多くの電気圧力鍋と同様、本機にも「炊飯」コースが搭載されています。そこで、「白米炊飯」を試しました。 本機の炊飯容量は3合ですが、今回は2合を炊きました。レシピブックの「白米炊飯」の番号を選んで炊飯開始。レシピブックによると、「白米炊飯」ではふた上部のおもりを「排気」に合わせるので、自動調理の場合は圧力炊飯は行わないようです。 自動調理モードで「白米」を選ぶと、ごはんの炊き加減(食感)を「かため/標準/やわらか」の3種類から選べます。今回は「標準」で炊いてみました おもりのレバーは「排気」に合わせましたが、炊飯中に圧力表示ピンが上がったので、1. 7気圧はないにしろ、圧力はかかっているようです。ちなみに、炊飯時間は70分で、一般的な炊飯器と比べてもかなり長く感じます。 約50分で炊飯終了のアラームが鳴りましたが、その時点で圧力表示ピンは下りず。さらに約20分待ってやっとピンが下りました(操作パネルに表示された「70分」はピンが下がるまでの時間を表したもののよう)。炊き上がったごはんは白く透明感があるものの、米のふくらみはやや控えめでした ごはん茶碗によそって試食。千葉県多古産のコシヒカリを炊飯しましたが、見た目にもふっくら感は少なく、ごはんが締まっている印象です 試食してみたところ、予想に反してしゃっきり・硬めの食感でした。甘みもかなりすっきりしています。 ちなみに、手動調理メニューで「圧力調理」を選び、加圧6分で炊飯したところ、圧力鍋ならではのもっちりした食感に仕上がりました。もちもち系が好みの人は、「圧力調理」で炊くのもオススメです。 本体のコンパクトさを生かし、卓上ですき焼きや寄せ鍋も楽しめる! 「鍋モード」では、ふたを開けた状態で内鍋に具材を入れ、卓上ですき焼きやチーズフォンデュなどが楽しめます。本体の高さを抑えた同機だからできる調理機能です。今回はレシピブックに掲載されている「寄せ鍋」を作りました。 使い方はレシピブックに指定のレシピ番号を選び、具材とだし汁、調味料を入れるだけ(具材を入れてから操作パネルの設定をしてもOK)。火力は5段階で変えられ、最初は強火で具材を煮て、火が通ったらトロ火に切り替える、という使い方ができます。 ダイヤルを回すことで、火力設定を1~5の間で切り替え可能。レベル1だと "保温"状態になります 高さはカセットコンロに鍋を置いた状態よりやや高い程度。設置面積も直径25cm程度で、コンパクトに鍋パーティーができます 火力も十分で、鍋をストレスなく楽しめます。ネギもしっかり火が通ってくたくたの状態に ちなみに鍋料理の場合、自動調理メニューから設定しても、単に鍋の中身を加熱するだけで、特に手動と比べて便利ということもないようです。レシピブックの設定に縛られすぎるより、手動メニューで直接「鍋モード」を選んで、あとはカセットコンロやIH調理器で鍋をするように、火加減を自分で調節しつつ気軽に使ったほうがいいかもしれません。 レシピがやや不親切だったが、手作り豆腐も簡単かつ絶品の味わいに 「温度調理」では、人生初の豆腐作りに挑戦!

共働き世帯を中心に支持され、ここ数年市場が拡大し続けている調理家電。中でも、圧力をかけることで加熱時間を短縮できる電気圧力鍋が好調だ。パナソニックは2019年7月、10年ぶりに電気圧力鍋をリニューアル。新モデル「SR-MP300」は、新型コロナ禍を受けた料理需要の増加を追い風に4~6月は計画比5倍のペースで売れたという。 老舗メーカーが10年ぶりに新モデル 食材を入れてスイッチを入れるだけで料理が完成する「電気調理鍋」。シャープ「ヘルシオ ホットクック」やティファール「クックフォーミー」などが人気ブランドとして知られているが19年下半期以降、パナソニックの製品がヒットランキングに割って入っている。 パナソニックは実は、40年以上前の1977年から電気圧力鍋を販売する老舗メーカーだ。ただ09年以降新モデルを出していなかったこともあり、ここ数年は存在感が薄かった。それが約10年ぶりに「SR-MP300」を投入。これが1年間は販売好調を維持している。同社は販売数を公表していないが、「発売以来、およそ計画の3倍のペースで売れている。特に巣籠り消費が高まった20年4~6月には、計画比5倍になった」(パナソニック アプライアンス社コンシューマーマーケティングジャパンの岡橋藍氏)という。 や価格. comの売れ筋ランキングでも、7月上旬の時点で電気圧力鍋の分野でそれぞれ1位を獲得。パナソニックの電気調理鍋としては、久々のヒット商品となった。 初心者も中・上級者もターゲットに 人気の秘密は、利用者のニーズに対して「最大公約数」で応えるような機能や仕様を目指した点にある。09年発売の前モデル「SR-P37」と比べて、新モデルは劇的に機能を強化したわけではない。圧力鍋の基本性能である最高圧力や容量など、むしろ減っているところもある。 調理容量を前モデルの2. 4リットルから2リットルに減らしたのにも理由がある。デザインは大きく変わった 今回のリニューアルを行った狙いについて商品企画を担当したパナソニックの高桑恵美氏は、「料理初心者に配慮しつつ、『時短はしたいが手は抜きたくない』という中・上級者も大事にした」と話す。同社が調査したところ、料理初級者に多い「とにかく時短で料理を作りたい」という層が56. 1%と最多だったものの、「時短でも、手は抜きたくない」という料理好きも39.

4リットルから2リットルに減らした点も、ターゲットを広げヒットを生む原動力となっている。発売前の19年上半期の時点では、他社の売れ筋の電気圧力鍋は調理容量が1. 6リットル以下または4リットル以上が主流だった。ところがSR-MP300は、あえて中間の「4~5人分のカレーが作れる容量」(高桑氏)である2リットルの調理容量を選択。結果として、一般家庭で最低限必要と思われる容量を確保しつつ、本体サイズを前モデルよりも一回り小さくすることができた。 デザインは大きく変えた。以前は一昔前のガス圧力鍋風だったが、今回はキッチンで出しっぱなしにしていても違和感のないシンプルなデザインに変更している。 09年発売の「SR-P37」は、その前のモデルからおもりが目立つデザインを踏襲していた