子宮 底 長 測り 方

Tue, 30 Jul 2024 08:57:12 +0000

子宮底長は、母子手帳の妊婦健診の結果を記入するページに出てくる項目のひとつです。妊娠中期以降、腹囲とともに必ず計測されますが、子宮底長がなにを意味する数字なのか、わからないこともあるのではないでしょうか。子宮底長の測り方や平均的な長さ、子宮底長が長い・短い場合に考えられる原因、産後の変化について詳しく解説していきます。 更新日: 2018年10月25日 この記事の監修 産婦人科医 藤東 淳也 目次 子宮底長とは?

  1. 子宮底長 測り方
  2. 子宮底長 測り方 産後
  3. 子宮底長 測り方 留意点
  4. 子宮底長 測り方 看護
  5. 子宮底長 測り方 産褥

子宮底長 測り方

【監修】 筑波大学附属病院 看護部 小山記念病院 看護部 子宮底長測定の目的 ●胎児の成長の把握と予測 ●そして羊水量の変化の把握と予測 子宮底長測定の適応 ●妊娠中期から実施 子宮底長測定:計測方法 (1)妊婦に仰臥位になっていただき、腹部を露出する ⇒このとき、パーテーションを使用するなどプライバシーには配慮する (2)触診で子宮底の位置を確認する (3) 恥骨結合上縁を確認する (4)ひざ を伸ばしてもらう (5) その状態でメジャーの起点を恥骨結合上縁に置いて、子宮底の最高点までを計測する ■ポイント■ もし子宮底がわかりにくい場合は、ヒザを曲げた状態でメジャーの起点を合わせて、その後にヒザを伸ばしてもらうようにすると分かりやすくなる

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子宮底長は、出産が近づくと急激に長くなるわけではなく、徐々に長くなっていきます。 臨月ごろの子宮の変化として、赤ちゃんはどんどん大きくなっているものの、出産が近づいて骨盤腔内に赤ちゃんの頭が下降することで子宮底の位置も下がり、妊娠10ヶ月末には8ヶ月末と同じぐらいの高さに戻ります。 妊娠10ヶ月末の子宮底長の目安は30~36cmと、9ヶ月末とあまり変わりません[*2] 。 気になることがあるときは、妊婦健診のときに質問・確認するなどして、解消しておきましょう。 子宮底長が大幅に長い・短い場合に考えられることは? 妊娠月数に比べ子宮底長がかなり長いときには羊水過多や巨大児、短いときには羊水過少や胎児発育不全が疑われることがあります。 ただし、子宮底長は計測時に多少の誤差が出ることもありますし、肥満や子宮筋腫、多胎妊娠などがあるときには基準値を大きくはずれることもあるため、必ずしも正確な判断基準になるとは言い切れません[*3] 。 何らかのトラブルが疑われる場合には、超音波(エコー)検査によって羊水や子宮の状態についてさらに詳しく調べるなどして複合的に判断するので、子宮底長だけを気にしすぎないようにしましょう。 まとめ 子宮底長は、おなかの赤ちゃんが順調に成長しているかなどを見るための指標の一つですが、その数値だけで妊娠の経過がすべてわかるわけではありません。何より大切なのは、妊婦健診を必ず受けることです。定期的に健診を受けて、いくつかの検査項目の結果を継続的に見ていくことで、トラブルなどがあった場合に医師は早く気づくことができます。子宮底長の基準値はあくまでも目安の一つと考えて、妊娠月数ごとの平均値より多少長い・短いということがあっても、むやみに心配しないでくださいね。 (文:村田弥生/監修:浅野仁覚先生) ※画像はイメージです

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2018年5月14日 監修専門家 助産師 佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ 「子宮底長」という言葉を聞いたことはありますか?妊婦健診でたびたび耳にする言葉のひとつですが、具体的に何のことかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、子宮底長とは何か、測り方や平均の長さ、臨月の正常値、短い・長いときのリスクなど、気になるポイントをご説明します。 子宮底長とは? 子宮底長 測り方 産後. 子宮底長とは、仰臥位(あお向けに寝た状態)で計測した「恥骨の上から子宮の一番上までの長さ」で、妊娠中の子宮のふくらみを表す数値です。 一般的に、お腹が大きくなってくる妊娠中期(妊娠16週〜)の妊婦健診から子宮底長を計測し始めますが、妊娠初期の後半から測り始めることもあり、病院によって異なります。 子宮底長を測定することで、胎児の発育状況や羊水の量を推測でき、妊娠が順調に進んでいるかを大まかに判断します。 一昔前は子宮底長だけで妊娠の経過や胎児の状態を判断していましたが、近年は超音波検査でより詳しく赤ちゃんや羊水の状態がわかるようになったので、子宮底長はあくまでも目安として用いられています。 子宮底長の測り方は? 妊娠中期以降は妊婦健診のたびに子宮底長を計測します。子宮底長を測るときは、まず仰向けに寝て膝を立てた状態でお腹を出します。 医師が触診で子宮底の位置と恥骨結合上縁を確認したら、膝を伸ばします。その状態で、恥骨結合上縁から子宮底の最高点までお腹の表面にメジャーを当てて計測します。 子宮底長を測るときは、膝を伸ばした状態で測る「安藤の方法」と、膝を曲げた状態で測る「今井の方法」の2種類があり、病院によって異なります。また、医師や助産師、看護師がメジャーで測るので多少の誤差が生じることは覚えておいてください。 子宮底長の平均の長さは?臨月の正常値は? 子宮底長には妊娠月数に合わせて平均の長さが設定されており、以下の方法で計算されます(※1)。 ● 妊娠12〜19週目未満:妊娠月数×3cm ● 妊娠20週目以降:妊娠月数×3cm+3cm 妊娠20週目以降は胎児の成長速度も速くなり、羊水量も増えてくることから、3cmをプラスした長さが基本です。妊娠月数に応じた子宮底長の平均の長さは以下のようになります(※1)。 子宮底長の平均値 ● 妊娠5ヶ月(16~19週):15cm ● 妊娠6ヶ月(20~23週):21cm ● 妊娠7ヶ月(24~27週):24cm ● 妊娠8ヶ月(28~31週):27cm ● 妊娠9ヶ月(32~35週):30cm ● 妊娠10ヶ月(36~39週):33cm 「臨月の子宮底長は突然ぐんと長くなるの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、臨月でも33cmが平均の長さです。臨月は出産が間近に迫ってきていて、赤ちゃんが下に降りてくるので、子宮底長が短くなるケースもあります。 子宮底長が短い・長いときのリスクは?

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1~25. 7cm、妊娠32週で35. 4~37cm、妊娠36週で37. 子宮底長の平均値と測り方!長い・短い原因は?臨月や双子の場合の目安は? | ままのて. 3~42cmという研究結果があります。子宮底長が最大となるのは38~39週で、40. 8~44cmに変化しています(※1)。 産後の子宮底長の変化 産後、子宮の回復にともない子宮底の高さは変化します。分娩直後の子宮底長は11cmですが、分娩後12時間が経過すると、子宮は右に傾き子宮底長は15cmまで伸びます。その後、産褥1~2日にかけて12cmになり、3日目に分娩直後の長さまで戻ります。 子宮底の高さが恥骨結合上縁まで戻るのは産後7~9日目で、9~10日が経過するとお腹の上からは子宮底を確認できなくなります。 子宮底長が長い・短い場合でも心配しすぎないで 子宮底長は、ママが鏡越しで確認でき、家族がメジャーで測れそうな手軽さがありますね。しかし子宮底長の計測は、熟練した専門家が行う場合であっても、計測の方法、膀胱の状態、脂肪の付き方で誤差が生じるものです。 子宮底長は妊娠経過を診断するうえで重要な指標となりますが、子宮底長が長い・短いというだけでは妊娠経過を診断することはできません。仮に健診で妊娠経過にかかわるような問題がみつかれば、エコー検査や必要に応じた詳細の検査が行われます。子宮底長の数値が目安と異なるからといって不安になりすぎず、あくまでも目安としてとらえるようにしましょう。

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当院では妊婦健診時に子宮底長、腹囲の測定は行わないこととなりましたのでお知らせします。(2017年より) 子宮底長は超音波検査で代用可能であり、腹囲は測定の有用性が認めがたいという見解が日本産婦人科学会から出されています。当院では、産婦人科診療ガイドライン(以下抜粋)の明示に従い、測定を省略することとしました。 子宮底長、腹囲の測定を行わないことで母児の安全性には影響しませんのでご安心ください。ご不明な点がありましたら健診時にお尋ねください。 産婦人科診療ガイドライン-産科編2017 CQ001 特にリスクのない単胎妊婦の定期健康診査の解説より(3頁) 定期健診では毎回、体重・子宮底長・血圧の測定、尿化学検査(糖、蛋白)、児心拍確認、浮腫の評価を行う。ただし、超音波検査を実施した場合、子宮底長測定は省略できる。腹囲測定の有用性に関しては不明なので省略可能である。

この記事の監修ドクター 葵鍾会 ロイヤルベル クリニック勤務。福島県立医科大学、同大学院卒業後、社会保険二本松病院、南相馬市立総合病院産婦人科医長、福島県立医科大学附属病院総合周産期センター(母体・胎児部門)助教、東府中病院副院長、アルテミスウィメンズホスピタル院長を経て現在に至る。日本産科婦人科学会専門医、医学博士、J-MELSベーシックコースインストラクター。 「浅野仁覚 先生」記事一覧はこちら⇒ 子宮底長とは?腹囲とは違う? 母子健康手帳には、「腹囲」と「子宮底長」の記入欄がありますね。まずは、子宮底長の基本について知りましょう。 子宮底長とはどの部分を言うの? 「腹囲」はおなかの周囲の長さのことですが、「子宮底長」は妊娠中の子宮のふくらみを表す数値を意味します。妊娠中期の16週以降の健診項目に含まれていますが、施設によっては妊娠後期から測り始めることもあります。 以前は、妊娠経過や赤ちゃんの状態を判断するために、子宮底長の計測は必須でしたが、超音波検査が普及して赤ちゃんの状態がより詳しくわかるようになってきた現在では、子宮底長と超音波検査をセットで行う産院もあれば、超音波検査のみで子宮底長の計測は省略しているというところもあります。 なお、腹囲に関しても必ずしも必要な検査とは考えられていないため、省略される場合があります。 子宮底長の測り方は? 子宮底長を測る際は、妊婦さんはあお向けに寝て脚を延ばした姿勢でおなかを出します。そして、助産師さんなどが妊婦さんの恥骨の上(恥骨結合上縁)から子宮の最も上の部位(子宮底)までの長さを、おなかの曲線に沿ってメジャーで計測します。 なお、腹囲は子宮底長の計測時と同じ姿勢で、妊婦さんのおへその位置でおなかの周囲の長さをメジャーで測ります。 子宮底長では何がわかる? 子宮低長の数値は、赤ちゃんが妊娠週数に応じて適切に大きくなっているかどうか、羊水の量に問題はないかなどを判断する目安となります。 妊娠週数別 子宮底長の目安は? 子宮底長計測(妊娠中の検査) | 動画でわかる看護技術 | 看護roo![カンゴルー]. 赤ちゃんの育ち具合や妊婦さんの体形などによって個人差はありますが、子宮底長の妊娠月数ごとの長さの基準値の概算は、以下のようにして求められます[*1] 。 ・妊娠4~5ヶ月:妊娠月数×3cm ・妊娠6ヶ月以降:(妊娠月数×3)+3cm ※いずれも妊娠月数の末ごろの目安 たとえば妊娠6ヶ月末なら(6×3)+3=21㎝が子宮底長の目安となります。 臨月の子宮底長の目安はどれくらい?