生命保険に入れない理由(謝絶)とは? | 生命保険のいろは
保険に限らず、金融に関連するような商品・サービスには上記のような「リスクを確かめるために審査が行われる」というケースが少なくありません。 例えば、住宅ローンの借り入れの際には収入・職業・年齢・クレジットヒストリーを元にした信用情報の調査が行われますし、そのような要素を総合的に判断して利率や借り入れの可・不可が決まる事もあります。 ただ、上記したような事と異なるのは、お金を借りる際には主に信用情報機関が管理している「信用情報」を元に審査が行われますが、医療保険の場合は「健康状態」を把握する必要があります。 つまり、通常の信用情報とは異なり第三者で管理するような仕組みが存在しておらず、医療保険を含めた健康状態を把握する必要のある保険は「自己申告」となっています。 具体的には「告知書」という書類に、健康状態に関連するような様々な項目があるのでそこで申告し、その内容に応じて審査が行われるという形になっています。 告知・審査って具体的に何をする?
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持病があっても審査に通るためできることはすべき このように、もし保険加入が難しそうであっても、必ずしも加入できないとは限りません。 告知内容の審査をクリアするためにも、できるだけのことをするようにしましょう。 具体的には、まず持病などの症状・治療状況・処方されている薬などをきめ細やかに申告します。その内容を見てリスクが低いと判定されれば加入が認められる可能性もないわけではありません。 たとえば、高血圧で治療中の場合、以下の内容によっては、条件の有無、引受の可否が異なります。 治療開始前の血圧値/現在の血圧値(上・下) 薬の名前 合併症(腎臓疾患・眼疾患・動脈硬化など)の有無 その他、医師の診断書や医師・専門家の意見書、検査結果など、保険会社へ提出できるものは提出してみて損はありません。 場合によっては無条件で加入ができたり、一定の条件を受けるだけで加入できたりすることもあるのです。 7. 告知義務違反をするとどんな不利益があるか 告知は正確に行わなければなりません。審査で加入を断られたり制限がつけられたりするのが心配だからと言って、本来告知すべき事項を黙っていたり、虚偽の申告をしてはいけません。 もし告知義務違反をしてしまうと、以下のような不利益を受けることになります。 まず、故意もしくは重大な過失により正確な告知をしなかったと判断された場合には、告知義務違反として契約が解除されてしまう可能性があります。 次に、本来なら保険金を受け取れるべき状態でも、告知義務違反があると分かれば、保険金が支払われない場合があります。 このようななことにならないためにも、医療保険の告知は正しく慎重に行う必要があります。 8. 医療保険・生命保険の審査にはどのくらい時間がかかるか 医療保険・生命保険の審査期間は、保険会社によりますが、おおよそ数日~2週間程度です。 ただし、記入漏れや不明確な点があったりすると、書き直しや追加告知等の手間が発生し、これより長くかかってしまうこともありえます。 まとめ 医療保険や生命保険の審査は、加入者間の公平性を守る目的で、病気・ケガのリスクがどのくらいあるか等のチェックを行います。 その上で、そのリスクが高いと判定された場合は、加入を断られたり、保険金の受取について条件が付いたりします。 ただし、審査項目に該当している場合でも、必ずしも加入を拒否されるわけではありません。 持病があっても、治療が順調にいっていて症状が安定している場合等は、治療状況を詳しく申告したり医師の意見書を提出したりすることによって、条件付きでの加入、あるいはうまくいけば無条件での加入が認められる可能性もあります。 医療保険についてお悩みの方へ 次のようなことでお悩みではありませんか?
前述したとおり、保険会社によって若干診査基準が異なるため、A社では引き受けできなくても、B社では引き受け可能な場合や「部位不担保」という条件をつけることによって加入可能になるケースもあります。「部位不担保」とは、特定の部位に関する保障はしないという意味です。現在や過去に病気になった部位の保障を外すことで保険金の支払いはしません、という条件を付けることによって加入できますので、問題のある部分に関係のない病気や事故などが原因であれば、通常通り保険金が支払われます。 また、持病をお持ちの方は、持病がある方でも入れるような告知がないタイプの商品や、告知はあるが緩いタイプの商品(引受基準緩和型保険)なども選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。 通常の告知基準が厳しい商品に比べると、保険料が割高であったり保険金額が少ないなどのデメリットはありますが、比較的加入しやすい条件となっています。 一度謝絶されてしまっても、他社では加入が可能であったり、告知の必要ない保険商品もあります。ファイナンシャルプランナーに相談すると、契約が可能な保険会社や商品なども合わせて紹介してもらえる可能性があるので、ご自身の納得できる保険商品を見つけやすくなりますね。 生命保険をご検討の方は 生命保険比較サイトi保険 をご覧ください。無料で保険相談などもできますので、お気軽にお問い合わせください。