すべて真夜中の恋人たち - Honto電子書籍ストア

Tue, 30 Jul 2024 19:21:09 +0000

それが何なのかも見当もつかない、何のための何の言葉なのかさっぱりわからない、けれどわたしの胸にやってきてそれから消えようとはしないその言葉を、わたしはじっとみつめていた。 意味はない。 というのはなんだか拍子抜けというか、タイトルの意味が気になってこの作品を手に取った方からすれば裏切られた気分になるかもしれない。 でも、なんだかそういう言葉に昇華できないモノやコトって心地いいですよね。 三秋縋さん描く『三日間の幸福』の主人公は自販機を眺めるのが好き。 自分の人生はいくらで売れる?「三日間の幸福」三秋縋 感想 自分の人生に値段をつけてみてください。なかなか、難しいですよね。この小説を読むと、そういったことを考えるいいきっかけになるかもしれません。自分の人生は幸福か?今までは?これからは? 『あおぞらとくもりぞら』の主人公は回るものが好き。 『物語シリーズ』の詐欺師はこんなことも言っていました。 自分で自分が何をやっているのかわかっている奴なんているのかよ。 結局、そういうことなのかもしれないですね。 心の奥底で感じていたことが言葉となったのかもしれません。逆に何も関係の無いただの言葉でしかないのかも。 すべて真夜中の恋人たち。 まとめ 作品としても充分に楽しめる内容でしたが、それ以上に自分の心を抉り取られて見透かされているような作品でした。 「戒めろ」と言わんばかりの強さを持った文章。 強さと弱さを同時に兼ね備えて、人生を歩む登場人物たちの姿は魅力的に映りました。 真夜中に読むにはこれ以上ない作品ですね。 また眠れぬ真夜中に読みたいと思います。 ずっと真夜中だったらいいのに。 最後に 真夜中って世界に取り残された気分になるよね。 最後まで読んでくれてありがとね。あっしゅ @oborerublog でした。

Amazon.Co.Jp: すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) Ebook : 川上未映子: Japanese Books

最近では、"クリぼっち(クリスマスにひとりぼっち)"という言葉が流行っているようですが、世間がどれだけクリスマスに盛り上がっていようとも遊んでばかりはいられないのが大人です。それでも、せめて少しくらいクリスマス気分を味わいたい! そんな方には、ちょっとした空き時間を読書にあてて、"大人の恋愛"を楽しむというクリスマスはいかがでしょうか。 そこでオススメしたいのが、川上未映子の恋愛小説『すべて真夜中の恋人たち』(講談社刊)です! ■芥川賞作家・川上未映子 今年2015年10月に、4年ぶりとなる長編小説『あこがれ』を上梓して話題となった小説家・川上未映子。 かつて、2002年にミュージシャンとしてデビューした川上未映子は、音楽活動を続けながら詩人としても作品を発表していましたが、2007年に小説『わたくし率 イン 歯—、または世界』を発表すると、翌2008年には、『乳と卵』で第138回芥川龍之介賞を受賞! クリスマスに読みたい、大人の恋愛小説『すべて真夜中の恋人たち』 | OKMusic. 一気に有名作家となった彼女は、その後も、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』や、小説『ヘヴン』を発表し、現代の小説家のなかでは、人気・実力ともに頭ひとつ飛び抜けた存在となりました。 また、2013年には、小説『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞を受賞! 『世界クッキー』、『人生が用意するもの』、『きみは赤ちゃん』などのエッセイ集も大人気となっています。そのうえ、執筆活動以外にも、2010年には出演した映画『パンドラの匣』でキネマ旬報新人女優賞を受賞するなど、驚くほど多彩な才能の持ち主として幅広く活躍を続けているのです! ■大人の恋愛小説『すべて真夜中の恋人 たち』 そして、そんな川上未映子が2011年に発表したのが、小説『すべて真夜中の恋人たち』! 著者自身が「ずっと書きたかった恋愛小説」だと語った重要作でもあります。 物語の主人公は、34歳の独身女性・入江冬子。恋愛経験は少なく、人付き合いが苦手な冬子は、フリーランスで校閲の仕事をしていることもあって、ほとんど部屋にこもりながら生活をしています。けれどそんなある日、冬子は、思いつきから向かったカルチャーセンターで、物理教師をしているという58歳の男性・三束(みつつか)と出会って……!?

クリスマスに読みたい、大人の恋愛小説『すべて真夜中の恋人たち』 | Okmusic

おすすめです!

モロケン いろんな意味でもっと成長したい! 自分は無垢じゃないから無垢な人に憧れる⋯。 文学青年 サブカル 川上未映子の作品だから絶対面白いでしょ。 リンク あとがき:『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子) 今回は、川上未映子さんの作品である『すべて真夜中の恋人たち』という本に関する記事を書きました。 この本を読んで僕は改めて川上さんの作品が凄く好きであることを認識しました。 巧みな表現力、緻密な構成、クライマックスにおける感情の吐露 。 すべてが鳥肌が立つくらい見事に描かれていると思います。 読んだことがない方は、ぜひ読んでみてくださいね! 【スポンサーリンク】